オタクノ作る時間

外に出ることを好まない学生による、映画やノベルゲームの批評を主とした非営利ブログです。

『ひぐらしのなく頃に粋』ひぐらし初心者向けの感想。

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有名作『ひぐらしのなく頃に』のほぼ全てのシナリオを収録したプレイステーションヴィータ用ソフト『ひぐらしのなく頃に粋』をプレイしたので、その感想を書く。なお、いつもは感想を書く時は、そのゲームのパッケージ版を購入しているのだけど、このソフトは開発メーカーの倒産などの憂き目にあったために、ソフトを新品で手に入れることが困難である(困難というか、中古や新古品しかないので高い割に公式に金が入らない)。だから今回はやむなくダウンロード版を購入。現物主義の筆者としては残念だが、ちゃんと公式さんに金を払っているということはここに書いたおきたい。

 

それでは本題に入ろう。『ひぐらしのなく頃に』は、冗談抜きで、最も幅広い世代に認知されている稀有なノベルゲームだと思う。実際に起きてしまった事件などへの影響を取りざたされたことも記憶に新しいし、タイトルを聞いた人の大半が、惨劇を描いた話だと知っているに違いない。そして筆者が実際にプレイした感想としては、この言葉に尽きる。

有名になるだけのことはある!

うん、面白い。特に序盤のホラー感はたいしたもので、横溝正史江戸川乱歩が好きな、言ってしまえばこの手のジャンルに飽きてしまったような筆者でも、緊張感を感じて手に汗握ることができた。怖い。閉鎖的な場所における血なまぐさい因習や、湿気を感じる恐怖。ネットがなく、グーグルアースがなかった頃の地図にない村は雰囲気抜群で、知っているあの人が…!という、スティーブン・キング的なモダンホラーの要素もあり、何度もぞ〜っとさせられる(褒めてます)こと間違いなしだ。想像するだけで嫌になる生理的な要素(そこにそれを入れますか〜)とか、痛覚的に痛さを感じる表現も多くて、だからそういう要素が苦手な人にはオススメできないが、まあ普通にホラー映画が観れる人なら大丈夫だろう。本作はホラーと同時にミステリーでもあり、その謎について書くことはネタバレになるのでしないが、序盤の出題編は特によくできていると書きたい。

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↑これ、起動した瞬間に画面に出るのでネタバレではないです(笑)

 

なのでプレイし始めて30時間くらいは、最高だぜ!…なテンションで大満足だったのだが…この『ひぐらしのなく頃に粋』(ひぐらしのなく頃に』ではなく、「ひぐらしのなく頃に粋』であることに注目)は、筆者のようなひぐらし童貞には注意が必要である。実はこのゲーム、致命的な欠点がたくさんある。本作は様々なメディアに展開した「ひぐらしの完全版」的な位置付けにあるため、言ってしまえば新参向けの配慮がない。100時間を超える大ボリュームは全てフルボイスで手抜きがなく、人気シリーズの集大成としての役割をきちんと果たしているわけだが、逆に言うと新参者がこの完全版から入ると火傷してしまう可能性も高いのだ。実際、筆者も火傷した…。

 

具体的にいうと、他のルートを読んで世界観などを理解していることが前提のルートに初見で飛ばされてしまったり、またそのルートが追加されたものなのかということもわからなくなっているのだ。事実として筆者も、初見でいきなり「染伝し編」という番外編に飛ばされてしまい、流石に何かおかしいと思ってやり直さなければならなかった。そこでネタバレを恐れつつ調べてみると、どうやら物語を楽しむには、ある程度順を経てルートを選ぶ必要があるとのこと。だから結局、新参者は攻略サイトに頼るはめになる。ボリュームがあまりに多いため、既にアニメや他の媒体でひぐらしに触れている人に向けたショートカット機能があるにはあるのだが、これはもちろん新参者には利用できないので、筆者のような人たちは延々と攻略サイトを見ながら適切な順番で話を読んでいかなければならない。これはゲーム性を付与しようとした結果、めんどくさくしかなっていないということだろう。まあ、筆者は自力で頑張ったのだが(その結果、わりと順番はバラバラに…)。

 

そしてメインのライターさんが書いた本編の他に、その後、他のライターさんが書いた追加シナリオが収録されているのだが、これを読み進めなければ次のメインシナリオが解放されない。この構成がいちばんまいった。番外編の完成度とか面白さを抜きにしても、せめてメインのルートを読み終えてから解放されるシステムにしてほしかったと強く思う。『スター・ウォーズ』で例えるなら、途中でいちいちクローン・ウォーズや反乱者たち、番外編小説を読まさせられる感じだ。 しかもこの追加番外編シナリオが総じてあまり面白くないうえに、もともとは小説や漫画などといった一本道でしかない話を、無理やりノベルゲームにしているために、バッドエンドに繋げるためだけの意味のない選択肢や、ほとんど話が変わらない別ルートを読まなければならなかったりする。『ひぐらしのなく頃に』というお話は面白いんだけど、『ひぐらしのなく頃に粋』という完全版コンシューマーソフトに関しては、ノベルゲームの悪いところが詰まり過ぎている。これは誇張抜きでそうで、立ち絵のバリエーションが少なかったり、まれに音声が再生されなかったり、SEがやたらショボかったり、追加ルートの絵があまりにも既存のそれと違っていたりと粗が多い。

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↑特にこの『宵越し編』はダメなところが詰まっていて、やたらと山場のない話が長くて、絵が独特で意味のない選択肢が多くて、ここでホントに投げ出しそうになった。

 

まとめると『ひぐらしのなく頃に粋』は

  1. ある程度順番にプレイすることが想定されているシナリオなのに、そんなことはお構いなくルート分岐する
  2. ボリュームを増やすために、ほとんど違わないシナリオを複数やらされる
  3. オープニングでネタバレ
  4. 追加イベントCGが従来の絵と全く違う

という、以前このブログで紹介したノベルゲームの悪いところがなかなか多く詰まっているソフトである。だから筆者は初めてひぐらしに触れる人は、まずは原作をやるなりアニメを見るなり漫画を読むなり、とにかく原作者、竜騎士07さんが手掛けたメインのシナリオを楽しむべきで、シリーズすべてを網羅したくなるほどハマったときにこのソフトを買うべきだと思う。

 

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竜騎士07さんが手掛けたシナリオだけなら高得点をあげられるゲームだったと思うんだけど、他のライターさんが手がけた、南井さんが主人公のシナリオとか、正直けっこう退屈でした。それに竜騎士さんが手掛けたシナリオにも、うーん…というところもあって、とあるキャラクターのクズさにイライラしたり、「男のヒステリーはみっともない」とは私の愛するルパン三世の言葉なのだが、主人公がなかなかヒステリックに叫び倒してイライラしたりもした。

ということで実は、65時間プレイしたところでやめてしまいました。根気が続かなかった…。なので、ここまで読んでもらってそれはないと思うのだが、実は今回、筆者はこのゲームをクリアしていない。だけど少なくとも40時間くらいは楽しんだんだから、これはつまらなかったと言っているわけではないのだ。例えるなら、序盤は面白かった漫画みたいな感じで、途中からなんとなく読まなくなったからって、序盤が面白かったということは否定しない。ただ、ちょっと長すぎて休憩が欲しくなったというか、一時的な中断で…クリアしたらまた感想記事を書くかもしれない。…いろいろ残念な作品だ。ま、これ全て、筆者の感想なんですけどね。

 

ここまで、なかなかに批判させてもらったが、筆者は『ひぐらしのなく頃に』が好きです。面白かったです。これは面白かったからこその不満なのです。酷評のつもりじゃあないんだよ…?

 

ノベルゲームのもうやめてほしい要素

いつもこのブログを見てくださっているみなさん、お久しぶり。約1ヶ月ぶりの更新となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?  私は今、多忙の中で『ひぐらしのなく頃に粋』をプレイしているところであります。鬼隠し編はゾクゾクしたなぁ…

とまあ、(数人くらいはいてほしい)このブログの定期読者に向けた挨拶はこれくらいにして、今回は唐突に思い立った企画『ノベルゲームのもうやめてほしい要素』ということで、ノベルゲーのストレスが溜まる要素をピックアップしてみようと思う。共感を得られると嬉しいし、関係者がもし見ているのなら、今後の参考にしてほしい(えらそう! 何様!)。それでは早速はじめよう。

 

 

 1.ある程度順番にプレイすることが想定されているシナリオなのに、そんなことはお構いなくルート分岐する

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他のルートを読んで世界観などを理解していることが前提のルートに、初見で飛ばされてしまう。こんな時のやるせなさはなんとも言えない。あー、最初からやり直そう…どこで選択肢間違ったかな…って、自分が悪いような気持ちになるが、どう考えても構成のミスだろう。そしてこれはノベルゲームという媒体における深刻な問題だと思う。ノベルゲームがゲームたるゆえんは、選択肢によって物語を分岐させることができるということに他ならないわけだが、このゲームとしての自由度と、物語としての構成に齟齬があるものが非常に多い。確かに分岐すらないノベルゲームはゲームなのか? という問題が発生するのはわかるが、個人的には最初のルートくらいは固定しても良いと思っている。みなさんはどうお思いだろうか?

 

 

2.既読スキップが遅い

個人的には最も許せないのがこれ。前評判でこの要素があると知ったら購入しないレベルである。一度読んだシナリオは二回目までは許せるが、三度も四度も読んでられない。まして分岐が後ろの方にある場合に既読スキップが遅いなら、すなわち最悪なことになる。既読スキップで文章が流れるのをスマホで暇つぶししながら待って、ようやく新たな展開にたどり着いた時には、もうスマホの方への関心の方が高くなっていて、プレイする気が無くなったことが何度かあった。もう許さない。ストレスが溜まる。

 

 

3.ボリュームを増やすために、ほとんど違わないシナリオを複数やらされる

共通ルートとほとんど変わらないのに、ボリューム不足に対策するためだけに追加された、水で薄めたスープみたいに味気のないルート。ラスト1枚のヒロインのCGのためだけに読まされる駄文は、既読スキップを使うとほぼ読む所のないような出来であり、だけど達成度やトロフィー、シナリオ解放のためには不可避のものだったりする。そういうのは要らん、面白い一本にまとめてくれ!と筆者はもっぱら思っている。

 

 

 4.テキストとCGに齟齬がある

俺はあいつのメガネをとってキスをした→とっていない…とか、彼は拳銃を構えた→通常の立ち絵…など、明らかな素材不足。作りが甘くて一気に物語に集中できなくなるので、これはなんとかしてほしい。ちゃんと仕事してください。

 

 

 5.分岐しない、フラグのための選択肢

f:id:Lemuridae:20171114234209j:plain(C)2014 Key/VisualArt's/PROTOTYPE

牧本のナイフが真里亞に迫る。僕は…

 ・身を呈して真里亞を庇った

 ・逃げても誰も文句は言えないだろう ⇦選択

いや、真里亞を見捨てるわけにはいかない!俺は牧本のナイフを…

みたいな選択肢。意味ないというか、逃げた結果として物語内でひどい目に会うなら納得できるけど、こういった選択肢でペナルティを与えられるのは納得できない。バッドエンドのためだけの選択肢というか、プレイヤーに罪悪感だけを与えて直近の物語が変化しない選択肢はストレスが溜まるのでもう見たくない。昔のノベルゲームによくあった、もうやめてほしい要素である。

 

 

6.オープニングでネタバレ

これはノベルゲームのみにとどまらないが、やはりノベルゲームでもよくあるので挙げさせてもらう。特にノベルゲームにおいては、既に発売されているゲームの他機種への移植版などにこのネタバレオープニングは多い。どうみても見せてはいけないCGが使われていたりするのはどういうことなのだろう。新規ユーザー開拓のために移植しているのに、その楽しみを冒頭から奪ってしまっては元も子もないと思うのだが…

 

 

7.主人公がDQN

歳上にもタメ語。女の子に対する粗暴な扱い。親に感謝しない。これらの要素がある主人公はゼロ年代の作品でよく見かけるのだが、不快な上に感情移入できないだけで何の魅力もない! 何の魅力もないのに多いんだよなぁ…。筆者は自分さえ良ければオーケー!なやつらの話は問答無用で嫌いだ。何も主人公が聖人である必要はなく、ピカレスク小説も好きなのだが、少なくとも食べ物を粗末する系の主人公は好きになれません。多いよ、ノベルゲーにこういうタイプ! …ん?それはノベルゲーだけの話じゃないって? そうかもしれません。すいませんでした。

 

 

8.追加イベントCGが従来の絵と全く違う

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(C)HOBIBOX / el dia

過去の名作の移植版に多いが、違和感を感じて物語に集中できなくなるので好きではない。いっそ新たなルートを一本追加して、そのルートのみを一新してくれるのならそっちのほうが良い。もっとも、従来のファンは新たな絵を見れるだけで嬉しいのかもしれないが…

 

 

9.志村、後ろ!

プレイヤーはすでに知っている展開を、分身である主人公は知らない。このことに対するイライラやストレスは全ての創作物に共通だろうけど、ノベルゲームは分量が多いのでよりストレスが溜まる。おそらくそういった問題に対応するためにループものが増えたのだろうが、なんといっても難しい問題である。もうやめてほしい要素だけど、やめられない要素でもあるかもしれない。

 

 

10.立ち絵が微妙

販促のイラストとかパッケージの絵は良いのに、最もよく使用される立ち絵の出来が微妙…なぜだかこれがよくある。不思議なんだけど、どうして最も力を入れたグラフィックを使用しないのだろう? それともあれが全力なのだろうか? 筆者にとって最大の疑問点かもしれない。

 

 

11.CG鑑賞モードで好きな音楽を流せない

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これはむしろ「私はCG鑑賞モードで好きな音楽を流せるものが好きだ!」と言った方が早いかもしれないのだが、一応説明させてもらうと、大概のノベルゲームはクリア後に劇中のCGと音楽を鑑賞できるようになっている。で、先に音楽鑑賞モードで好きな音楽を選んでそのままCG鑑賞モードに切り替えた時、選んだ音楽を聴きながらCGを見れるものがあって、筆者はこれが凄く好きなのである。だからこれではなく、CG鑑賞モードに入ったときに固定BGMになる仕様だった日には、ストレスというか、がっかり感を味わってしまう…。筆者だけかな?

 

 

12.ゲストシナリオライターが個性出しすぎ

たとえば8ルートあるゲームで、そのうちの一本のみを著名なシナリオライターに任せたとする。短編などならまだいいのだが、筆者が見た限りでは、彼らはだいたい、自分の個性を出しまくったシナリオを書いてしまって、他の7ルートの雰囲気やバランスを潰してしまう。まあ、起用する側に問題があるのだが、筆者はこのパターンは大嫌いである。誰も得しないんじゃないだろうか。

  

 

 

というわけで、個人的には全てあるあるなわけですが、どうでしょう? 共感してもらえると嬉しい、ノベルゲームのもうやめてほしい要素でした。以上、読んでくれてありがとうございます。

『ペルソナ4 ダンシング・オールナイト』感想

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(c) ATLUS (c) SEGA All rights reserved.

ペルソナ4 ダンシング・オールナイト』(以下 P4D)をクリアしたのでその感想を書く。2015年発売のゲームなので、今さら感想を書くのもどうかと思ったのだが、最近ペルソナファンになったという、筆者と同じような状況にいる人には参考になると思うので…というか、してほしい。それでは長い前置きも必要ないので、さっそく始めていこう!

 

P4Dはペルソナ4のその後を描いた新ジャンルPサウンドアクション。要は音ゲーというやつである。実質的にはペルソナ4ファンに向けたファンディスクになっているので、少なくともペルソナ4をプレイしたことがないという人にはオススメできない。キャラクターの魅力ありきのゲームなので、ゲームとしての完成度は決して低くないのだが、そこでアピールしていくゲームではないと言えると思う。

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(c) ATLUS (c) SEGA All rights reserved.

 

基本的には非常にオーソドックスな音ゲーであり、流れてくるボタンを押していく、言ってしまえば手拍子スタイルのゲームである。音ゲーをほとんど遊んだことがない筆者にもとっつきやすく、難易度も複数用意されているので、40時間ほどプレイしていると最高難易度でも好成績でクリアできるようになった。このバランスは素晴らしいと思う。

お馴染みのキャラクターの掛け合いやノリを再び見ることができるのは非常に嬉しく、豪華声優陣たちのフルボイスとなっており、ペルソナ4が好きなら確実に楽しめる一本。音ゲーゆえに、当然のようにアレンジ音楽のクオリティは申し分ないのだが、遂にリアル頭身になったキャラクターのモデリングのクオリティも非常に高く、これが嬉しい。ロード時間もほぼないと言っていいほど短く、何度も繰り返しプレイすることになるこの手のジャンルのゲームとしてのストレスのなさは特筆すべきところだろう。このゲームをやっていると、気がつくと時間が経っている。

要するに、ペルソナ4が好きで音ゲーが好きならば必プレイのファンディスクだ。

 

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…しかし不満もある。これはもう仕方がないことなのだが、ペルソナ4のファンディスクが出れば出るほど、本編ラストの感動は薄れてしまう。「このまま電車乗れば、二度と会えない気がして」というエンディング曲の歌詞が過不足なく伝えてくれた、グッとくる別れのラストが、青春のかけがえのない時間を見事に描いていたのに、あれからも何度も集まっているという続編を作られると、あのラストも興ざめになってしまう。みんな大人になって外見も成長してたのに、またあの頃の姿になる設定なんかも無理矢理感があって、しっくりこなかった。ストーリーも無駄に長い割に、意地悪な言い方をすると普通でしかないので、ノベルゲームとしての魅力はない。言ってしまえば蛇足。だがファンは蛇足でもいいからもう一度会いたい…なんとも深刻なジレンマだ。

 

というわけで、避けられない不満もありながら、40時間はプレイしてしまう面白いソフトでした。アニメーションの多さとかも特筆すべきほどで、確実に楽しめると思う。以上、読んでくれてありがとう。

 

 

『エイリアン: コヴェナント』感想<ネタバレ注意>

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巨匠リドリー・スコット監督の最新作、『エイリアン: コヴェナント』を観た。もうすぐ80歳にもなるお爺ちゃん(失礼)が撮った作品とは思えないパワーのある映画で、見どころ満載!な一方、問題点も多々あるなーというのが個人的な感想だ。しかし筆者は『エイリアン: コヴェナント』をけっこう気に入ったし、観た人と語り合いたくなるタイプの映画だったので、今回はこの作品について書くことにする。

なお、ネタバレを含むので未見の方は読まないでほしい。

 

『エイリアン: コヴェナント』は、前作『プロメテウス』の続編で、リドリー・スコット監督が過去の自身の名作『エイリアン』の世界観を広めるべく製作している前日譚だ。この試みが成功しているのか失敗しているのかは筆者には判断できないが、事実として、宇宙を舞台にした吸血鬼映画的なホラーだった映画は神話的・哲学的なテーマを持ったものへと姿を変えた。正直、怪物映画だったのもがどうしてこんなに深いテーマを持つに至ったのかはよくわからないが、もしかしたらリドリー・スコット監督も、弟を亡くされたり 、自身が歳をとったことで、人間とか生命といったものに向き合わなければならなくなったのかもしれない。そう思うとリドリー・スコットという人物を見つめているようで興味深い。

さて、それでは『エイリアン: コヴェナント』の内容についてだ。前作が良くも悪くもエイリアン然としていなかったのに対して、今作はタイトルからもわかるようにしっかりエイリアン映画であると言えると思う。ゼノモーフがスクリーンで暴れまわるし、往年のBGMやタイトルの出方などで、シリーズを追っているファンはニヤッとできる。しかし(この文章を読んでいる人は本編を見ているとして書くが)本作の主人公は人間ではなくアンドロイドであり、ミルトンの失楽園的な物語だった。筆者は映画評論家の町山智浩さんが、ダークナイト評など、これまで折に触れて失楽園について語ってくれていたので、この映画のテーマや展開になんとかついていくことができたが、非常に宗教的かつそれに対しての知識を要するこの映画は、日本人の一般客層には理解するのが難しいものになっていたと思う。

端的にいうと前作は人間が自分たちを想像した神を殺す物語だったが、本作は人間の作り出したアンドロイドが、自ら創造を行うことで神になろうとする話。神殺しやサタン的な発言など、筆者はこの展開はなかなか好きだった。アンドロイド デヴィッドがマッドサイエンティスト的に人体実験を行っていく狂気のイカレ具合は数ある映画の中でも屈指の出来だったと思うし、演じる俳優さんも見事の一言。NARUTOの保護者になる前の大蛇丸的な純粋悪感が人の奴隷としてのアンドロイドという背景と合わさって、なかなか魅力的なキャラクターになっていたと思う。特に好きだったのは冒頭のデヴィッドとウェイランドの会話シーン。デヴィッドが「私は死なない」と言うとウェイランドがムッとしてて、逆にウェイランドがデヴィッドのピアノ演奏にケチをつけるとデヴィッドがムッとしてて、お互いに器が小さいというか、子供みたいな喧嘩をしているので笑ってしまった。微笑ましいともいうが。

しかしやたらと長い笛のシーンとか、前作でもイライラした、全然プロフェッショナルではない宇宙船クルーのバカな行動には辟易するリドリー・スコット監督は脚本には全く興味がないのか? 展開のための馬鹿キャラクター描写は物語の深刻さを著しく損なうのでやめてほしい。また肝心なエイリアンについてもよくわからないことも多いし、結局1作目に繋がらないことに非常にガッカリした。リプリーみたいな魅力的なヒロインはいない(主人公たるデヴィッドは好きだが)し、脚本やキャラクターに関してはダメダメといったところで、取り扱うテーマや映像表現に耽溺しようとするとバカな脚本やキャラがそれを邪魔してくる。うーん、勿体無い。

あとエイリアンが完全にCGになったことで迫力は凄まじく減った。筆者はCGが嫌いじゃないし、シン・ゴジラがフルCGでも何も文句を持たなかった人間だが、今作のエイリアンに関してはCGを使わないで欲しかった。なんだか重さがないというかなんというか、とにかく軽いしネトネト感もない。怖くない。これではいかん。もうエイリアン要素抜きにしてブレードランナー的なアンドロイドの話にしたほうが良かったんじゃないかと思えてきた。もちろん、エイリアンが画面に登場するとテンションは上がるのだが。

 

酷評にも頷けるが、デヴィッドのマジキチぶりとゴア表現、テーマ的なものは大好きだったので、長所もあれば短所もあり、といったところが筆者の評価だ。間違いなく前作よりは面白かったと思うのだが、どうだろう? エンジニアと人間とアンドロイド、この3つの種族の傲慢で世にも恐ろしいエイリアンが産まれたのだという展開はなかなか良かった(エンジニアの星がギーガーっぽくなかったのはガッカリだったが)。だから筆者はこの映画、なかなか好きである。

 

どうでもいいけど今回のポスターは、日本語のエイリアンって文字も含めてかなり好きだ。

『ダンケルク』感想。ノーラン最新作をさっそく観てきた。

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クリストファー・ノーラン監督は『ダークナイト』での大成功を受け、もはや、少しでも映画が好きな人なら避けて通れないほどの話題作を撮る現代の巨匠となった。そんなノーラン監督の最新作『ダンケルク』を、筆者も当然のように観てきたので、ここにその感想を書くことにする。なお、映画を観終わるまではネタバレ抜きで感想を書こうと思っていたのだけど、この映画は史実を基にしたものみたいだから、事実を知っている人にはネタバレもクソもないわけである。そして映画の内容自体もストーリーが主体なわけでもないから、今回はがっつりネタバレを含んだ感想文を臆面もなく掲載することにする。ここの演出が良かった 、とか、音響が〜とかハッキリ書いちゃうので、そういうのを知りたくない人は読み進まずにここでこのページを閉じてください。それでは…

 

筆者は現実の史実 ダンケルクの戦い についてまったく知識がない状態でこの映画を観た。知っていたことといえば、ナチスドイツに包囲された連合軍の脱出劇だという大雑把なあらすじくらいだ。そんな状態で見たこの映画は、筆者にとっては、戦争映画であると同時にホラー映画だった。銃撃音や爆発音、悲鳴などが見事な音響で現実そのもののように流れてきて、本当に筆者の周りを銃弾が飛び交っているみたいだった。そしてそれが視界いっぱいに広がる画面と混然一体となったときに、実際にそこにいるかのような錯覚を体感できた。これは恐怖以外の何物でもない。そして見た人にはわかる、穴をふさぐあのシーン、あれはもう本当に怖かった。

本作はノーラン映画独特の、観念的かつ説明的なセリフで展開される人間ドラマや映画的演出が廃されたリアルタッチの作品であり、淡々と、しかし緻密に描かれた戦災描写が視聴者に恐怖を与える。驚いたのは、敵であり、迫り来るナチスドイツの兵士の姿がまったくと言っていいほど映らないこと。だからスピルバーグの『激突!』みたいに、無機質な天災に襲われているような、あるいは悪魔に襲われてるかのような恐怖感が、全編を通して重くのしかかっている。そしてそれをハンスジマー作曲の、重低音で視聴者を不安にする音楽がほとんどずーっと流れ続けて補強する。本作はその音圧が非常に重要な構成要素とになっているので、絶対に劇場で観るべきだと思う。特にふっとその音圧がなくなるシーンの安堵感はすごかった。この音楽の使い方は『ダークナイト』でのジョーカー登場シーンの不協和音や『インターステラー』での神々しいパイプオルガンの使い方なんかと非常に似ていて、筆者は、ああ、これはノーラン映画だなぁと思った。この音圧はIMAXカメラを用いた、細部にまで焦点があった精密な映像と共に、あまりノーラン映画らしくない本作でノーラン感を味わえる重要な要素だと思う。ノーラン映画の映像体験はやはりIMAXでなければ堪能できないわけだ。

 

描かれる戦場の姿は地獄そのものといった感じで、水責めのシーンが多く、息が苦しくなる映画だが、残虐描写自体(内臓ドバーとか)はぜんぜんない。その辺が本作にも影響を与えた傑作『プライベート・ライアン』との違いであるわけだが、筆者は本作も充分に恐ろしかったというか、ライアンと同様に、絶対に戦争に行きたくないなと思った。そして同時に、人を助けるということは勇気と危険を伴うものであるけれど、非常に尊いんだなとも思えた。個人的にはノーラン監督の映画の中でも上位に値する非常におもしろい映画だったので、公開しているうちにあと何度か見ようと思う。

映画館に(とくにIMAXシアターが良し)行くことで戦場の恐怖体験ができる本作は、全ての人にオススメです。いつものノーラン映画みたいに長くないのもまた良し!

 

というわけで、読んでくれてありがとう。

 

 

 

『ペルソナ5』 ネタバレなしの感想 紹介。

怒れ! クズみたいな大人を許すな!”

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舞台はどこかかしさを感じさせる田舎から、人々の意がはびこる都会へ。自分と向き合う子供たちの長の物語は、レッテルを張られた子供たちによる逆の物語へ。

ペルソナ4』でシリーズ作品に初めて触れて大満足し、同様の興奮を求めてプレイした『ペルソナ5』は、筆者の予想を大きく裏切る作品だった。しかし前作の多くの要素を覆しながらもこの最新作は、筆者に最高の満足感を与えてくれる大傑作なのだ。

 

 できれば先にこちらを読んでほしい↓

 

――とにかくタイリッシュ!!!!――

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©ATLUS ©SEGA All rights reserved.

本作はとにかく何から何までスタイリッシュ! 洗練されたユーザーインターフェイスや絵作り、異常なまでにセンスを感じさせる演出の完成度は、文字のフォント、ロード画面の演出1つを挙げても非常にクールで、まさに最高という言葉にふさわしい。赤を基調とした世界観に、レンズフレアを多用したバキッとした映像や、ルパン三世テイストのオシャレな音楽に加えて、ハードをプレイステーション4に移行したことによるグラフィックの格段の進化。フィルムノワールのような退廃した空気を持つ世界独特の魅力を存分に味わえる。この完成度は、まさに今世代JRPGの最高峰だろう。

 

 ――スケールが増した重な物語――

ペルソナ5』の物語は、高校生と怪盗の二重生活を描いた悪童物語。主人公が率いる“心の怪盗団”は、昼はただの高校生、夜は人々の心を盗む怪盗。このフレーズだけで心惹かれるものを感じないだろうか?

青春ものにしてジュブナイルものだった前作から一変し、ピカレスク小説の趣を感じさせる本作のダークな世界観は、筆者のなかの14歳を歓喜させた。国家を揺るがす陰謀に絡んだ物語は、前作から大幅にスケールアップし、総プレイ時間が80時間を超える大ボリュームをだれることなく完走させるのだ。

実を言うと筆者は、前作の底抜けに明るい物語に魅了された直後に本作をプレイしたので、プレイ当初は本当にびっくりしてしまった。話の導入は非常に暗く、そのダークで重い展開は予想していたものと全く違ったのだ。それは深刻に「これって、本当に楽しくなるのか…?」と不安視せざるを得ないほどだった。

しかし安心してほしい。今作はダークでありながらも本質は前作と変わらず、しばらく物語を進めると「あ、これは間違いなくペルソナそのものだ」と確信できるはずだ。もちろん新規ユーザーもシリーズに通底する楽しさをここで味わえる。

 

 

――魅力的なキャクター造形――

くせ毛で猫背、すらっとした長身に高い頭身。本作の主人公は『蘇る金狼』の松田優作や『カウボーイビバップ』のスパイクを思わせる少し皮肉屋かつ冷静な男(プレーヤー次第ではあるが)で、福山潤のボイスも含めて本作の世界観に見事に適応。そしてそんな主人公(我々プレイヤー)の仲間になる高校生たちはそれぞれが個性的かつしっかりと芯を持ったキャラクターで、抜群の魅力がある。前作の仲間たちにも引けを取らず、筆者は全員が愛おしかった。

交流を深め、キャラクターとの絆を生むことが目標となるこのゲームにおいて、キャラクターの魅力はイコール、ゲームそのものへの魅力に直結する。青春ものというフォーマットにおける人間関係や、レッテルを張らずに主人公たちに接してくれる数少ない大人のキャラクター、その中でも特に、性的魅力満載の成人女性キャラクターの造形なんかは本当に見事というほかない(筆者の趣味かも)

そしてキャラクターの魅力はいわゆる、味方のキャラだけにとどまらず、悪役側も見事。主人公たち(そしてプレイヤー)が憎まなければならない“クズみたいな大人”の絶妙なクソ野郎っぷりと肉体感は、完璧な憎たらしさを持って表現されている。

 

 

――進したゲーム性――

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©ATLUS ©SEGA All rights reserved.

ゲーム性において、本作は格段に進化した。フリーロームの探索要素は圧倒的なボリュームに進化し、都会の喧騒のなかを動き回るだけでも非常に楽しい。またRPGダンジョンに、“怪盗”という題材らしいステルス要素が追加され、ゲーム性を格段に向上させることに成功している。例えば、前作のダンジョンでは敵に奇襲を仕掛けるために相手が背後を見せるのをダラダラと待つ必要があったのだが、今回は壁への張り付きや高所からの奇襲など、それを見栄えの良いものに変更。ルパン三世やミッションインポッシブルで慣れ親しんだような怪盗ものらしいギミックがプレイヤーを待ち受けている。また、オートリカバーの追加や戦闘中のパーティの変更など、前作での不満点にもならなかったような些細な欠点を細かく補完していているので、全体としてはさらにプレイしやすくなった。上述したように演出もカッコよくなったので、これぞまさに正当進化だ。シンプルに動かしていて楽しい。

 

―― CAUTION!!!!――

一応、ここで『ペルソナ5』をプレイするにあたっての注意事項を書いておく。このゲーム、ボリュームが異常に多いので、忙しい人や働いてる人には辛いと思う。筆者のように学生とかじゃないとなかなかクリアできないというか、筆者ですら終わりがなかなか見えなかった。

それから中学生や高校生の諸君に、生意気にも大学生からの忠告。このゲームは中二病的魅力にあふれているので、たぶんそういうお年頃の人がプレイしたら影響されまくるというか、たぶん14歳の筆者がプレイしてたら凄く痛いことになっていたと思われる。ポケットに手を入れて歩いたり、不良ぶったり、自分には特別な能力がある!って勘違いは黒歴史を生むだけだと思うのでやめとこう。カバンに猫を入れて登校するなんてことは言うまでもなくしてはいけない。

 

 

――後に――

ペルソナ4』にドハマりして、もうこれを超えることはないだろうと思っていたら、次作はテイストを変えながらも、完成度としてはさらなる高みへと至っていた。どちらも目指している方向性が違うので、どっちが好きかは人によって異なると思うが、操作性や演出などはきちんと正当進化しているのが流石というか、素晴らしい。前作が大いに気に入った筆者も、どっちが好きか悩むほどハマった。

5作目にして、筆者にとってはシリーズ2本目にあたるので、もっとさかのぼってシリーズ作品を遊んでいきたいと思う。『ペルソナ5』は前作に引けを取らない、いや、超えているともいえる大傑作でした。

最後に、ペルソナ、恐るべし!!!!

 

ペルソナ5 - PS4

ペルソナ5 - PS4

 
『ペルソナ5』オリジナル・サウンドトラック

『ペルソナ5』オリジナル・サウンドトラック

 

 

厳選 隠れた名作ノベルゲーム 7選!

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回は筆者が厳選した、隠れた名作ノベルゲーム・アドベンチャーゲームを7本紹介する。なお、これから挙げるタイトルの中には「隠れてなくね?普通に名作だわ!」と、お怒りになるかもしれないタイトルも含まれているが、それは承知の上で、さらに多くの人に遊んでもらいたいと考えているからこそ紹介する(実際有名な作品でも、友人達にタイトルを確認してみると、みんな知らないんだよな〜)。というわけで、始めよう。

 

 

 

1.『セカンドノベル 〜彼女の夏、15分の記憶〜』

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初に紹介するのは、日本一ソフトウェアから発売されたPSP用ソフト。5年前の事故により、15分しか記憶を保てなくなった少女の「高校時代の記憶」を巡った物語であり、このストーリーとシンクロした珍しいゲームシステムが搭載されていて、これがすごい。

人を選ぶゲームだと思うので万人にはオススメできないが、パッケージから感じられる夏独特の空気や夕焼けの切ない雰囲気に惹かれる人や、考察が好きな人には強くオススメする。ライターさんの提示する物語論が興味深い一本で、ハマる人はとことんハマる隠れた名作だ。

今では中古でPSP版を手に入れるか、VITAでダウンロード版を購入することができる。

 

 

  

『極限脱出3部作』

2.『極限脱出 9時間9人9の扉

3.『極限脱出ADV 善人シボウデス

4.『ZERO ESCAPE 刻のジレンマ』

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限脱出シリーズ(あるいはゼロエスケープシリーズ?)はチュンソフトから発売されているアドベンチャーゲーム。タッチスクリーンを駆使し、謎の施設からの脱出を目指そう。

タイトル通り、オーソドックスな脱出ゲームとしての思考パズル的な楽しさがあるのだが、このシリーズの肝となるのはそこではない。プレイ体験の裏に、恐ろしく巧妙かつ大胆に練られたシナリオが隠されているのだ。

3作品あるため、相当なボリュームをプレイする覚悟はいるが、シナリオの先に待っている結末には必ず満足できるはず。3部作全てが面白いアドベンチャーゲームとしてオススメする。

今では3DSかVITAを持っていれば全作プレイできるため、旧機種は必要ない。1作目と2作目のセットも発売されたので、今から遊ぶならそれがオススメだ。

 

 

 

5.『ルートダブル -Before Crime * After Days-』

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?なんだこのクオリティ…? とクリアして唖然としたのがこのゲーム。質というものが人気と売り上げに直結するわけじゃないことは理解しているものの、ルートダブルほどもっと評価されるべきゲームはないと思う。

1つの物語を視点を変えて見せる語り口や、各章の間に挟まれる次回予告など、とにかく“読ませる”文章がプレイヤーの手を止めない。様々なキャラクターの思惑が錯綜するシナリオと魅力的な舞台設定、ゲームシステムと直結したマルチエンディング方式による没入感など、とにかく褒めるところが多すぎる。誰がやってもある程度は満足できる作品に違いない。

今ではなんと、XBOX360PS3Windows・VITA(ダウンロード版のみ)、IOSAndroid(予定)でプレイできる。もはやプレイ環境が整ってない人の方が少ないのではないだろうか。

 

 

 

6.『ダブルキャスト

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れは「ノベル」ゲームかと言われるともはや違うのかもしれないが、間違いなくアドベンチャーゲームではあるだろう。全編がアニメーション(!)という驚異的なゲームであり、さらにその品質も非常に高い。

丁寧なアニメーションで描かれる女の子との同棲生活を楽しもう。

やるドラシリーズ処女作にして最高傑作でもあり、今プレイしても充分に楽しめるというか、今だからこそプレイしてほしい仕掛けが満載。記憶に残るシーンに満ちた名作である。
今では中古でPS1版 PSP版を手に入れるか、VITAでダウンロード版を購入することができる。ん?ドアノブが照れている…⁉︎

 

 

 

7.『デイグラシアの羅針盤

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後に紹介するのは同人ゲームの秀作。カタリストさんが手がけた『デイグラシアの羅針盤』だ。個人的に今最も応援しているゲームであり、作り手さんたちに一方的な親近感を感じている。

深海に取り残された主人公達の脱出サスペンスであり、練られたシナリオが秀逸な一本。非商業ゲームゆえの素材の少なさやチープさは感じられるものの、非常に丁寧に作られた作品であり、なんだか好感が持てるのはなぜだろう。筆者はここに同人ゲームの本気を見た。メアリー・セレスト号」「正解のないノベルゲーム」といったワードに反応した人はプレイしてみてほしい。

対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1 / 10 。一応XP、VISTAでも動作する可能性があるそうだ。CPUはPentium以降でメモリは256MB以上必要らしい。気になる人は公式サイトで体験版が配布されてるので動作確認してみてほしい。

 

 

 

 

上、厳選 隠れた名作ノベルゲーム 7選!でした。一つでも手に取ってくれれば書いた意味があるし、嬉しいなあ…。

では、読んでくれてありがとう。