オタクノ作る時間

外に出ることを好まない学生による、映画やノベルゲームの批評を主とした非営利ブログです。

私が書いた小説の紹介(宣伝?) 実はなろうデビューしてました。

どうもこんにちは。一部の方にはお久しぶり。今回、約二カ月ぶりの更新となったのは、筆者が就職活動の真っ最中にいるために、なかなかゲームをプレイできなかったという事情がありまして……まあそういうわけなのでありまして。

今回、どんなことを書こうかなーと考えていました。自宅のソファに腰を下ろして、シャーロック・ホームズみたいなポーズをとって考えてみました。思いつきました。

一年ほど前に書いた小説を紹介する! 

思い返せば、筆者はこのブログを作ってから、人様の創作物に対して――自腹で買っているんだからという免罪符を用いて――いろんなことを言ってきました。本当に、一部はなかなかの酷評なんかもさせてもらいました(悪いことだとは思ってませんけどね)。そしてたくさんのノベルゲームをプレイする中で、こんなにつまらん話ならおれのほうがまだマシな話を書けるわ!なんて思いあがって、一作の長編小説を書いてみました…………これがどうだろう、出来の良し悪しはわかりません。自分で書いたので客観的な評価ができないのです。しかしとにかく一作、書き終えてみました。

 

小説ど素人の筆者が書いたものなので、文章がどうだとか、思うところはたくさんあります(こうやって言い訳をするのも良くないですよね)。だけど今までさんざん人の創作物に対していろいろ言ってきたのだから、このたびは自分のそれをみなさんの目の届くところにおいてみようと思いました。……そもそも読む人がいなさそうなので、厳しい意見も飛んでこなさそうなのですけどね。

 

https://ncode.syosetu.com/n9659eq/

↑『小説家になろう』が提供するウェブページに移動します。

 

わたくし、なろう作家としてデビューしてました(笑)。アクセス数も非常に少ない小説ですが、気になった人に読んでいただければ幸いです。百合ものです(笑)。たぶんこの小説、近い将来自分にとっての黒歴史になるのは必定なのですが、まあ今はいいや。考えたくない。

 

というわけで、自作の宣伝?でした。たぶんつまらないから読まないほうがいいよ~なんて書くのもどうかと思うので書かない!(書いとるやないか) 感想を待っています! 

 

 

『犬神家の一族』まだ観たことない人に贈るDS版の感想

日本で最も有名なミステリーって何だろう? 名探偵コナン金田一少年? 筆者と同じくらいの世代、もしくは現役の高校生などはそう思うかもしれない。だけどおそらく、ある一定以上の年齢の方や、ミステリー小説・映画が好きな人ならこう答えるだろう。

犬神家の一族

これこそが最も有名なミステリー作品であると。知っている人、観たことがある人にはインパクト抜群の大作である。

 

f:id:Lemuridae:20180329141837j:image↑犬神家と言えばコレ。ちなみに脚はお髭のモビルスーツ

 

そして『犬神家の一族』を観たことがない人であったとしても、タイトルくらいは確実に知っているだろうし、湖面から見えるさかさまの脚――あのシーンを知らない人をモグリと言っても許されると思う(スケキヨを知らないなんて日本人じゃない!……は言いすぎかもしれないが真剣にそう思う)。要するに『犬神家の一族』は、日本という国において世代を問わず認知されている、素晴らしい、もはやカルチャーアイコンと化している大傑作なのである。だからみんな一度は作品に触れてもいいんじゃないかと思うのだが……

……上述したように、筆者と同じような世代は、実際に映像化されたものを目にする機会はあまりないし(子供の頃、2006年にリメイク版がやってたのと、五年ほど前に稲垣吾郎がドラマでやってたくらい?)、小説を読んでいる人も多数ではないと思う。筆者の場合は映画を見まくる人だったので、1976年に映画化された市川崑版で触れたわけであるが、普通の人は内容を知らなくてもやむ無しだろう。

 

しかし筆者としてはやっぱり全ての世代に『犬神家の一族』を見てもらいたいし、知ってもらいたいし、そして見るべき価値のある面白い作品であると思っている。だからここまで読んでいただいて

「よし、わかった! じゃあ小説を読んでみるよ! 映画を見てみるよ!」

と思っていただけたなら、もうこの記事からいなくなっていただいて結構なのだが

「えー、そんな古い小説、読む気しないわ~……。古い邦画も苦手」

という人が大多数であると思う(筆者の周りの同世代の反応からこう思いました)。

 

そこで、そこでだ。非常に前置きが長くなってしまったが、そんな人たちに今回オススメするのが、今回紹介する、2009年にフロムソフトウェアから発売された任天堂DS用ソフト『犬神家の一族』なのだ。

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これならゲームだし最近のものだし(といっても十年近く前になってしまったが)、DS用のソフトだから、なんだかんだでみんなプレイしやすいと思う。DS、一つくらいは持ってません? 筆者はライトを持ってます(古い)。持っているならぜひともプレイしてもらいたいと思う。というわけで、以下にこのゲーム版犬神家の魅力・利点を述べていく。長いけど、もうちょっと読んでください!

 

……では。

このゲームは横溝正史原作を忠実にアドベンチャーゲーム化したものであり、そのストーリーの上質さは折り紙付きのもの。読み進めるたびに驚愕の展開が常にプレイヤーを待ち受けていることを保証するし、保証できる最高のものだ(だって最高のミステリー小説まんまだもん)。筆者も改めてこのゲーム版で物語に触れて、本当に良くできた話だなと感心した。日本特有の風俗や戦後の日本という背景、舞台が絶妙に親和していて、「日本のミステリー」という言葉がこれ以上に似合うものはなかなかもう生まれないと思う。

 

そして映像面・グラフィック面も優れていて、表紙に金田一耕助が墨絵タッチで描かれているが、ゲーム画面はすべてこのようなモノクロの墨絵で表現されている(血などの表現のみ色がついているのも、シンシティみたいでカッコいい)。これが『犬神家の一族』という原作と非常によくあっていて、筆者は素晴らしいと思った。横溝正史の雰囲気をそのままにおどろおどろしく重みがあり、しかしヒロインなどはしっかり今風の絵柄にリファインしてあって、たぶん実写版よりも若い人たちに受け付けやすいんじゃないかと思う。金田一耕助も歴代の俳優さんを足して割ったような中間の顔をしていて(強いて言えば鹿賀丈史?)良い。古典を細心のコンテンツにリファインするときにありがちな「これじゃない感」はまるでなく、入門にも最適であると思う。

 

また当然なのだが、アドベンチャーゲームであるために自分のペースで進められること、キャラクター全員にグラフィックが用意してあることも良い。筆者は1976年の市川崑による映画版がとても好きなのだが、あの映画はけっこう難点もある。それは言ってしまえば筆者が悪いだけではあるのだが深刻なもので、映画というものは時間表現のものなので、どんどんぽんぽん話が展開していく。で、ミステリー物は全てそうなのではあるが、『犬神家の一族』という物語は登場人物が非常に多い上に関係性がややこしい(異母兄弟、その子供、従弟、非嫡出子など…)。だからちょっと気を抜くと誰が誰なのかなくなってしまって、話についていけなくなってしまう。

こいつ誰だっけ? えーっと、こいつはコイツの子供で、だからこいつは……ん?

この連続であり、非常に頭が忙しい。初見のゴッドファーザー並みのしんどさがあった。しかしゲーム版ならばそんな心配はない。自分がボタンを押さなければ話はこっちの頭の整理を待ってくれるし、キャラクターのグラフィックはそれぞれ特徴的に差別化が図られており、誰が誰だか理解しやすい。さらには人物相関図や登場人物の説明まで搭載されているため、我々のようなゆとりにも優しい仕様だ。原作を忠実に再現していることもあって、ある意味最も深く物語を理解できるものになっていると思う。だからこのゲーム、『犬神家の一族』を知らない人に強くお勧めする。日本のミステリーは面白い! そう思っていただけること間違いなしだ。

 

 

さて、ここまでやたらと褒めまくったが、このゲーム、いろんなところで感想を見るとなかなか叩かれている。その際挙げられているのは

  • 原作そのままやんけ
  • ゲーム性なさすぎ
  • 最も有名なミステリーをゲーム化してどうするの?

といったところである。これらは全て一理あるわけだが……悲しい。筆者はそう思った。

わからないけど、たぶんこういう感想を書いている人というのは、もともとミステリーが好きな人や『犬神家の一族』リアルタイムの年配の人なんだと思う。だからこういう感想を抱くのは当然のことなのだろう。納得する。だけどたぶん、このゲームを創った人たちはそんなことは重々承知だったんじゃないかって筆者は思う。わかってて作ってるんだと思う。なぜなら筆者くらいの世代の人間は、上述したように『犬神家の一族』を知らない。ガキ使 か にしおかすみこ のネタくらいでしか知らない。だから何が悲しいって、結果的に言うと、このゲーム版犬神家、ターゲットにしている我々世代には売れておらず、もともと犬神家を知ってる人たちしか買っていないんだろう。なぜなら筆者も映画版が好きでなければ関心を持たなかったであろうことは明白だからだ。……ゲーム化した意味ないやん。

 

というわけで、ターゲット層の我々がもっとプレイできるように、2009年のゲームを筆者は今ここで改めて強くお勧めする。たぶん新品中古を問わず2000円以下で帰るので、映画一本見るつもりで……購入してください……。アドベンチャーゲームとはいえ6時間くらいで終わるので、いい意味でテンポがいいですし……。そうすればこのゲームを創った人たちも喜ぶんじゃないかって思う(筆者の立場が謎)。 

 

というわけで任天堂DS用ソフト『犬神家の一族』を紹介しました。ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます。またお会いしましょう!

 

犬神家の一族

犬神家の一族

 

 

冬目景作品を読め! 好きな漫画家さんの話

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愚か者に幸あれ。
これは筆者が好きな漫画家 冬目景(とうめけい)さんの代表作『イエスタデイをうたって』に登場するセリフである。賢く大人な、現実的な選択肢を捨てて突っ走っていくキャラクターに向けられたこのセリフは、おそらく冬目景さんから読者へと送られたエールなのだろう。いい言葉だなーと筆者は思う。

 

さて、今回は当ブログでも初の試みとして、筆者が好きな漫画家さん、冬目景さん――そしてその作品をいくつかを紹介しようと思う。筆者は漫画をほとんど読まない人間なのだが、そんな筆者がほとんど全ての著作を集めているという、個人的にドンピシャな漫画を描いてくださるのが冬目景さんなのだ。

氏の代表作は最近ようやく完結した『イエスタデイをうたって』と、様々なメディアミックス化がなされた『羊のうた』だろう。油絵のような絵、今に至るまで一貫してアナログな手法で描かれる絵、そしてとにかく遅筆であることが特徴的な漫画家さんだ。イラストレーターとしても活躍されていて、その独特な世界観は他に代役がいないと思うのだけど、知名度はあまり高くないから不思議だ。まあ、好きな層には好まれているタイプの漫画家さんだと思うから、これ以上有名になる必要もないような気もするが、もっと知ってもらいたいからこの記事を書いた。好き嫌いがはっきり分かれそうな感じな漫画ばかりなので、誰にでも勧められるわけではないが、この記事が知るきっかけになればいいなと思う。本屋さんなどで見かけたなら、ちょっと手にとってみてほしい。

 

冬目景さんの漫画の主人公となるキャラクターの大半は、社会不適合者やモラトリアム人間ばかり。それは大人になれない大人だったり、阻害された存在だったり、あるいは文字通りの浪人だったり……彼らの生きる世界はとにかく狭い。冬目景さんは、そんな閉じた世界で生きる はみ出し者 を描き続けている。要するに、リア充な主人公は一人として登場しない(勝手な予想だが、冬目景さん自体がそういう人なんじゃないのかなと、後書きやインタビューなどを見ていると思えてくるから失礼な話だ 笑)。一般的に、処女作にはその作家の全てが表れるという。冬目先生のデビュー作(短編)で描かれたのは、OLが会社を辞め、かつて諦めた夢に向かって進んでいくという物語。まさに「愚か者に幸あれ」なストーリーだった。そしてもちろん、代表作の一つである『イエスタデイをうたって』は、そんな冬目景さんの価値観が詰まった作品。全11巻という、氏の漫画作品としては異例の長編でもある。

 

筆者が冬目景さんの作品と出会ったのは、もう一つの代表作『羊のうた』だった。これは『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』を日本風にして死ぬほど暗くしたような話で、見ていてとんでもなく疲れる鬱作品である 笑。同意を得れると思うのだけど、思春期や青春期の頃って、どういうわけか鬱作品を見たくならなかっただろうか? 筆者は見たくなるタイプの人間だったので、『羊のうた』を読んで、しばらく鬱になっていた。登場するヒロインに惚れ込んでしまって、その辛すぎる人生に同情しすぎてしまったからだ。この『羊のうた』ももちろんのこと、とにかく冬目景作品は超保守的(右的な意味じゃなく)というか、向上心がなく前向きじゃない人たちばかり出てくるので、筆者はすごく共感できるのです 笑。なんだろうか、あれこれ考えて素直に行動できない人や、自分なんて……って思考を繰り返してしまう人ならハマると思う。見事にその気持ちに名前をつけてくれるので、カッコつけた言い方をすると、生き方を変えるきっかけになる人生の先生なのだ。

 

というわけで、今回は筆者が愛してやまない冬目景さんと、その漫画を紹介しました。現在連載中の『空電ノイズの姫君』がとっても面白いので、続きが気になって仕方がない……。

f:id:Lemuridae:20180226002407j:image↑現在連載中!

 

最後に、冬目景ビギナーに向けて、入門にオススメの作品をリスト化しておく。

  1. イエスタデイをうたって』四巻まで
  2. 『ももんち』
  3. 『マホロミ』
  4. 『空電ノイズの姫君』

このいずれかを手に取ってみてほしい。ハマる人なら……気がつけば部屋の本棚は冬目景作品だらけになっていると思う(笑)。

 

ではでは、読んでくれてありがとう。またお会いしましょう。

『VA-11 Hall-A』サイバーパンクでバーテンダーなゲームを紹介!

Thank you for reading this page!

この記事は飲み物とおつまみを用意してリラックスした状態で読んでください。

準備は出来ましたか? それでは どうぞ楽しんで!

 

f:id:Lemuridae:20180127174855j:plain(C)2014-2017 SUKEBAN GAMES LLC

 

いろんなテキストアドベンチャーゲームを遊んでいると、筆者は時折興味深いアプローチをしているものに出会うことがある。それはオーソドックスな選択肢形式じゃないというだけでなく、ゲームという媒体でしか表現できないものだったり、映像化不可能なものだったりと様々だ。そして筆者はこのたび、それらとはまた違った新しいものを見つけた。

今回紹介するのは、ある意味この手のジャンルに飽きてしまっているような筆者が新鮮味を感じることができた、一風変わったテキストアドベンチャーゲーム『VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action(ヴァルハラ サイバーパンク バーテンダー アクション』だ。

 

この一風変わったゲームを開発したのは、なんとベネズエラの人たち。しかも大手の資本の元で製作されたものではないインディーズゲームだというので驚きだ。スケバンゲームスという、名前だけで日本に親しみを持ってくれていることがよくわかる開発元によるもので、海外で反響を呼び、2017年の11月16日にやっと日本に上陸したタイトルなのである。

 

ジャンルはサイバーパンクバーテンダーアクションとされていて、これだけ聞くとピンとこないだろう。実際にプレイした筆者に言わせると、このゲームはアクションゲームではなくテキストアドベンチャーゲームビジュアルノベル・ノベルゲームである。なんだ、じゃあジャンル名は誇大広告じゃないか……と思われるかもしれないが、おっと、ちょっと待ってほしい。たしかにアクションゲームではないが、オーソドックスなノベルゲームとは違う、独特なゲーム的な要素が特徴となっているため、ただのノベルゲームだとあなどってはいけない。サイバーパンクバーテンダーなゲームなのだ。f:id:Lemuridae:20180127181853j:plain(C)2014-2017 SUKEBAN GAMES LLC

 

サイバーパンクバーテンダー……このゲームは2070年代の近未来を舞台にした作品なのだが、やることはバーでお客さんに接客をするだけ。つまりあなた(主人公)はバーテンダーだ。それって面白いの?サイバーパンクな世界なら暴れまわりたいよ! などと思われるかもしれないが、このゲームの魅力は、そういった通常ならアクション物などの題材になる(『ブレードランナー』とか『AKIRA』とか)未来の世界を、その片隅にある場末のバーという非常にミクロな視点から垣間見れるところにある。人間の言葉をしゃべる犬から娼婦のガイノイド、水槽の脳までといった個性的すぎる客を接客しながら、このゲームの世界では当然・普通の会話が特に解説もなく進んで行く。そしてそれらについていちいち詳細が説明されないぶん、かえって読み手の想像力を刺激してきて、魅力的な世界を感じ取れると思う。

f:id:Lemuridae:20180127182858j:plain(C)2014-2017 SUKEBAN GAMES LLC

 

繰り広げられるテキストは、基本的にはバー VA-11 Hall-Aにやってくる常連さんとの他愛のない世間話(下ネタ多め)。その内容に対して、だから何?と言われればそれまでなのかもしれないが、『パルプ・フィクション』的な楽しさがあると言えばいいか、とにかく読んでいて退屈しない(同年代の会話に対してつまらねーこと喋ってんなーと思う筆者が)。また、客に提供するカクテルによって物語展開が変わるという、ほかに類の見ない新鮮なシステムになっていて、バーテンダー体験ができるし没入感も損なわないし、非常に楽しいものだった。世代を問わず懐かしさを感じるドットのグラフィックと音声ではない電子音が良い雰囲気を創りだしていて、プレイヤーが任意に選択してジュークボックスで流せる音楽は最高の出来

だから、めちゃくちゃ面白い!やめ時がない!といった感じのゲームではないが、なんというか、逆に永遠にプレイできる気がする。褒めようと思えばいくらでも褒められるゲームだけど、批判しようと思えばいくらでも批判できるゲームでもあって、要するに万人ウケしそうではないが、ハマる人はハマると思う。ある意味雰囲気ゲーかもしれないが、とりあえず筆者はこのゲームが好きだ。

 

インディーズのゲームだから長くは遊べないけれど、新品でも定価は三千円くらいなので、手軽に手に取ってみてほしい。まだ残っているのかわからないけど、店舗で購入すると初回特典のサントラCDとコースターがついてくるので、早めに購入したほうがいいと思う。ゲームもそうだけど、筆者はこのサントラを非常に気に入っている(欲を言えばもっと収録してほしかったけど)。そして思いがけず百合要素も多い作品となっているので、その手のものが好きな人には強くお勧めする。

 

発売日には購入していたのに記事を書くのが遅れてしまったうえに短めになってしまったが、以上でこのページを終わろうと思う。ヴァルハラは筆者的にはかなりオススメの一本なので、興味を持ってくれた人は買ってみてほしい(まわしもんじゃないよ)。以上、読んでくれてありがとう。

 

VA-11 Hall-A (ヴァルハラ) - PSVita

VA-11 Hall-A (ヴァルハラ) - PSVita

 

 

『誰かがあなたを愛してる』隠れた名作恋愛映画を紹介。

新年明けましておめでとうございます。平成30年、西暦でいうと2018年になりました。このブログも立ち上げてからもうすぐ2年になるんだなと、妙に感慨深い心持ちでおります。

 

…とまあ、このブログをいつも見てくれている人への挨拶は終わりにして、このページの趣旨を説明しよう。わたくし、正月に買いだめしていたDVDを視聴しておりましたところ、まさかまさかの隠れた名作を発見。あまりに面白かったために連続で二回視聴するほど気に入ったので、この映画をもっと広めたいと思い、ここにその魅力を書かせてもらうことにしました。そんなに筆者がハマってしまった映画が-- 

 

誰かがあなたを愛してる デジタル・リマスター版 [DVD]

誰かがあなたを愛してる デジタル・リマスター版 [DVD]

 

 

この映画だ。1987年の香港映画で、香港からきた女優志望の主人公と、ニューヨークの中華街で最底辺の暮らしを送る粗暴な男を軸に進む物語である。この手の映画によくあるように『誰かがあなたを愛してる』というのは日本が独自につけた邦題。原題は『秋天的童話』といい、秋の童話という意味らしい。そしてこの映画は原題が示す通り、秋の雰囲気を満喫できる素敵な恋愛映画なので、邦題の意味がわからん!…となってしまう可能性もあったのだろうが、この手の邦題にしては珍しく、ちゃんと意味があって、これはこれですごくいい。意味不明でダサい邦題がはびこっている中、筆者はこの邦題は素晴らしいものだと思う。

主演は『男たちの挽歌』で筆者を含む世の男たちの頭を、いろんな意味でおかしくしてしまったチョウ・ユンファ。時期的にも挽歌の頃の映画なので、なんといっても若々しい(といっても30越えてるが)。チョウ・ユンファはアジアの大スター俳優として現在も有名だが、個人的に、最盛期はこの映画が制作された、80年代後期から90年代初期にかけてだと思う。バイオレンス映画の印象が強いが、コメディやヒューマンドラマにもよく出ていて、その演技は幅広い。そしてもちろん、その演技力はこの映画でも遺憾無く発揮されていて、それがあまりに素晴らしいものだから、筆者は本作が『男たちの挽歌』と並んで、彼の演技の最高傑作だと思った。この『誰かがあなたを愛してる』、筆者は恋愛映画なんてあまり見ないんだけど、どハマりしてしまったわけだ。

 

さて、何がそんなに良かったのかというと、この映画はとにかく徹頭徹尾丁寧に作られていて、優しくて、切なくて、穏やかな気持ちになれるのだ。この頃の香港映画って、ある種漫画的なところが魅力だと思っていたんだけど、こんなに丁寧で巧みに心理描写が積み重ねられているものもあるんだなと驚かされた。派手な銃撃戦や過激な描写、衝撃のどんでん返しが待っているわけではないのだが、ダメダメだけど実直で、静かな優しさを持っているチョウ・ユンファ演じるキャラクター、サンパンの主人公を見る目が愛おしくて、切ない。彼は金持ちなわけではなく、絶世のイケメンというわけでもない。ギャンブルが癒しだと断言してしまう、女性が結婚相手になんて考えられない男なのだ。しかし落ち込んでいるときは黙って話を聞いてくれて、街に連れ出してくれて、「うまいものを食べて人生を楽しめ」なんて言って、お金もないのにツケで山盛りのチャーハンを頼んでくれる。そして本棚を買うお金がないといえば日曜大工で作ってくれたり、一人にしてほしい時はそっとしておいてくれて、だけど「何かあれば呼んでくれ、とんでいくから」と言ってくれるような、そういった当たり前なようでなかなかできない純真な思いが見ていてすごく、なんていうか、いい。こういうのを純愛っていうんだなって、胸を締め付けられるような思いになった。筆者もこういう男になりたいと、ある意味ステキな男の教科書だと思った。

また香港映画でありながら、その舞台はニューヨークである。全編ニューヨークロケの映像は日本人の筆者が見てもノスタルジーがあって、主題歌を含む音楽もノスタルジックで浸ることができる。秋の紅葉の街での純真な二人の穏やかな関係は、見ていてほっこりするとわかっていただけるだろう。また、そんな二人のすれ違い--お互い言わなくていいことを言ってしまって、一言多くなってしまって--そんなことからくるすれ違いなんかも非常にリアルだ。主人公の女の子にもチョウ・ユンファ演じるサンパンにも、どちらにもこの上なく感情移入できるから、この映画の場面場面を思い出すだけでいろんな感情が込み上げてくる。

男なんて、誰もが安易に夢を語る。それを応援してくれる女の人もいれば、そんなのごめんだっていう人もいると思う。だからこそ、この映画のラストのエモーショナルな展開と、その完成度、その納得度は、筆者の中でこの上なく良いものだった。ラストまで見て、この映画は筆者の中でまさに隠れた名作!の仲間入りをしたのだ。

 

…と、いうわけで、香港映画『誰かがあなたを愛してる』を紹介させていただきました。清々しいほどの絶賛をさせてもらったが、これ、感想とかをネットで調べてもあまり見つからないんだよね。だからもっとみんなに見て欲しいと思う。今なら通販で千円以下で円盤が買えるし、最寄りのレンタルショップにはなかったけど、レンタルビデオでもあるかもしれない。自信を持ってオススメするので、騙されたと思って見てみてほしい。

 

というわけで、読んでくれてありがとう。今年もよろしく!

『ひぐらしのなく頃に粋』ひぐらし初心者向けの感想。

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有名作『ひぐらしのなく頃に』のほぼ全てのシナリオを収録したプレイステーションヴィータ用ソフト『ひぐらしのなく頃に粋』をプレイしたので、その感想を書く。なお、いつもは感想を書く時は、そのゲームのパッケージ版を購入しているのだけど、このソフトは開発メーカーの倒産などの憂き目にあったために、ソフトを新品で手に入れることが困難である(困難というか、中古や新古品しかないので高い割に公式に金が入らない)。だから今回はやむなくダウンロード版を購入。現物主義の筆者としては残念だが、ちゃんと公式さんに金を払っているということはここに書いておきたい。

 

それでは本題に入ろう。『ひぐらしのなく頃に』は、冗談抜きで、最も幅広い世代に認知されている稀有なノベルゲームだと思う。実際に起きてしまった事件などへの影響を取りざたされたことも記憶に新しいし、タイトルを聞いた人の大半が、惨劇を描いた話だと知っているに違いない。そして筆者が実際にプレイした感想としては、この言葉に尽きる。

有名になるだけのことはある!

うん、面白い。特に序盤のホラー感はたいしたもので、横溝正史江戸川乱歩が好きな、言ってしまえばこの手のジャンルに飽きてしまったような筆者でも、緊張感を感じて手に汗握ることができた。怖い。閉鎖的な場所における血なまぐさい因習や、湿気を感じる恐怖。ネットがなく、グーグルアースがなかった頃の地図にない村は雰囲気抜群で、知っているあの人が…!という、スティーブン・キング的なモダンホラーの要素もあり、何度もぞ〜っとさせられる(褒めてます)こと間違いなしだ。想像するだけで嫌になる生理的な要素(そこにそれを入れますか〜)とか、痛覚的に痛さを感じる表現も多くて、だからそういう要素が苦手な人にはオススメできないが、まあ普通にホラー映画が観れる人なら大丈夫だろう。本作はホラーと同時にミステリーでもあり、その謎について書くことはネタバレになるのでしないが、序盤の出題編は特によくできていると書きたい。

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↑これ、起動した瞬間に画面に出るのでネタバレではないです(笑)

 

なのでプレイし始めて30時間くらいは、最高だぜ!…なテンションで大満足だったのだが…この『ひぐらしのなく頃に粋』(ひぐらしのなく頃に』ではなく、「ひぐらしのなく頃に粋』であることに注目)は、筆者のようなひぐらし童貞には注意が必要である。実はこのゲーム、致命的な欠点がたくさんある。本作は様々なメディアに展開した「ひぐらしの完全版」的な位置付けにあるため、言ってしまえば新参向けの配慮がない。100時間を超える大ボリュームは全てフルボイスで手抜きがなく、人気シリーズの集大成としての役割をきちんと果たしているわけだが、逆に言うと新参者がこの完全版から入ると火傷してしまう可能性も高いのだ。実際、筆者も火傷した…。

 

具体的にいうと、他のルートを読んで世界観などを理解していることが前提のルートに初見で飛ばされてしまったり、またそのルートが追加されたものなのかということもわからなくなっているのだ。事実として筆者も、初見でいきなり「染伝し編」という番外編に飛ばされてしまい、流石に何かおかしいと思ってやり直さなければならなかった。そこでネタバレを恐れつつ調べてみると、どうやら物語を楽しむには、ある程度順を経てルートを選ぶ必要があるとのこと。だから結局、新参者は攻略サイトに頼るはめになる。ボリュームがあまりに多いため、既にアニメや他の媒体でひぐらしに触れている人に向けたショートカット機能があるにはあるのだが、これはもちろん新参者には利用できないので、筆者のような人たちは延々と攻略サイトを見ながら適切な順番で話を読んでいかなければならない。これはゲーム性を付与しようとした結果、めんどくさくしかなっていないということだろう。まあ、筆者は自力で頑張ったのだが(その結果、わりと順番はバラバラに…)。

 

そしてメインのライターさんが書いた本編の他に、その後、他のライターさんが書いた追加シナリオが収録されているのだが、これを読み進めなければ次のメインシナリオが解放されない。この構成がいちばんまいった。番外編の完成度とか面白さを抜きにしても、せめてメインのルートを読み終えてから解放されるシステムにしてほしかったと強く思う。『スター・ウォーズ』で例えるなら、途中でいちいちクローン・ウォーズや反乱者たち、番外編小説を読まさせられる感じだ。 しかもこの追加番外編シナリオが総じてあまり面白くないうえに、もともとは小説や漫画などといった一本道でしかない話を、無理やりノベルゲームにしているために、バッドエンドに繋げるためだけの意味のない選択肢や、ほとんど話が変わらない別ルートを読まなければならなかったりする。『ひぐらしのなく頃に』というお話は面白いんだけど、『ひぐらしのなく頃に粋』という完全版コンシューマーソフトに関しては、ノベルゲームの悪いところが詰まり過ぎている。これは誇張抜きでそうで、立ち絵のバリエーションが少なかったり、まれに音声が再生されなかったり、SEがやたらショボかったり、追加ルートの絵があまりにも既存のそれと違っていたりと粗が多い。

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↑特にこの『宵越し編』はダメなところが詰まっていて、やたらと山場のない話が長くて、絵が独特で意味のない選択肢が多くて、ここでホントに投げ出しそうになった。

 

まとめると『ひぐらしのなく頃に粋』は

  1. ある程度順番にプレイすることが想定されているシナリオなのに、そんなことはお構いなくルート分岐する
  2. ボリュームを増やすために、ほとんど違わないシナリオを複数やらされる
  3. オープニングでネタバレ
  4. 追加イベントCGが従来の絵と全く違う

という、以前このブログで紹介したノベルゲームの悪いところがなかなか多く詰まっているソフトである。だから筆者は初めてひぐらしに触れる人は、まずは原作をやるなりアニメを見るなり漫画を読むなり、とにかく原作者、竜騎士07さんが手掛けたメインのシナリオを楽しむべきで、シリーズすべてを網羅したくなるほどハマったときにこのソフトを買うべきだと思う。

 

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竜騎士07さんが手掛けたシナリオだけなら高得点をあげられるゲームだったと思うんだけど、他のライターさんが手がけた、南井さんが主人公のシナリオとか、正直けっこう退屈でした。それに竜騎士さんが手掛けたシナリオにも、うーん…というところもあって、とあるキャラクターのクズさにイライラしたり、「男のヒステリーはみっともない」とは私の愛するルパン三世の言葉なのだが、主人公がなかなかヒステリックに叫び倒してイライラしたりもした。

ということで実は、65時間プレイしたところでやめてしまいました。根気が続かなかった…。なので、ここまで読んでもらってそれはないと思うのだが、実は今回、筆者はこのゲームをクリアしていない。だけど少なくとも40時間くらいは楽しんだんだから、これはつまらなかったと言っているわけではないのだ。例えるなら、序盤は面白かった漫画みたいな感じで、途中からなんとなく読まなくなったからって、序盤が面白かったということは否定しない。ただ、ちょっと長すぎて休憩が欲しくなったというか、一時的な中断で…クリアしたらまた感想記事を書くかもしれない。…いろいろ残念な作品だ。ま、これ全て、筆者の感想なんですけどね。

 

ここまで、なかなかに批判させてもらったが、筆者は『ひぐらしのなく頃に』が好きです。面白かったです。これは面白かったからこその不満なのです。酷評のつもりじゃあないんだよ…?

 

ノベルゲームのもうやめてほしい要素

いつもこのブログを見てくださっているみなさん、お久しぶり。約1ヶ月ぶりの更新となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?  私は今、多忙の中で『ひぐらしのなく頃に粋』をプレイしているところであります。鬼隠し編はゾクゾクしたなぁ…

とまあ、(数人くらいはいてほしい)このブログの定期読者に向けた挨拶はこれくらいにして、今回は唐突に思い立った企画『ノベルゲームのもうやめてほしい要素』ということで、ノベルゲーのストレスが溜まる要素をピックアップしてみようと思う。共感を得られると嬉しいし、関係者がもし見ているのなら、今後の参考にしてほしい(えらそう! 何様!)。それでは早速はじめよう。

 

 

 1.ある程度順番にプレイすることが想定されているシナリオなのに、そんなことはお構いなくルート分岐する

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他のルートを読んで世界観などを理解していることが前提のルートに、初見で飛ばされてしまう。こんな時のやるせなさはなんとも言えない。あー、最初からやり直そう…どこで選択肢間違ったかな…って、自分が悪いような気持ちになるが、どう考えても構成のミスだろう。そしてこれはノベルゲームという媒体における深刻な問題だと思う。ノベルゲームがゲームたるゆえんは、選択肢によって物語を分岐させることができるということに他ならないわけだが、このゲームとしての自由度と、物語としての構成に齟齬があるものが非常に多い。確かに分岐すらないノベルゲームはゲームなのか? という問題が発生するのはわかるが、個人的には最初のルートくらいは固定しても良いと思っている。みなさんはどうお思いだろうか?

 

 

2.既読スキップが遅い

個人的には最も許せないのがこれ。前評判でこの要素があると知ったら購入しないレベルである。一度読んだシナリオは二回目までは許せるが、三度も四度も読んでられない。まして分岐が後ろの方にある場合に既読スキップが遅いなら、すなわち最悪なことになる。既読スキップで文章が流れるのをスマホで暇つぶししながら待って、ようやく新たな展開にたどり着いた時には、もうスマホの方への関心の方が高くなっていて、プレイする気が無くなったことが何度かあった。もう許さない。ストレスが溜まる。

 

 

3.ボリュームを増やすために、ほとんど違わないシナリオを複数やらされる

共通ルートとほとんど変わらないのに、ボリューム不足に対策するためだけに追加された、水で薄めたスープみたいに味気のないルート。ラスト1枚のヒロインのCGのためだけに読まされる駄文は、既読スキップを使うとほぼ読む所のないような出来であり、だけど達成度やトロフィー、シナリオ解放のためには不可避のものだったりする。そういうのは要らん、面白い一本にまとめてくれ!と筆者はもっぱら思っている。

 

 

 4.テキストとCGに齟齬がある

俺はあいつのメガネをとってキスをした→とっていない…とか、彼は拳銃を構えた→通常の立ち絵…など、明らかな素材不足。作りが甘くて一気に物語に集中できなくなるので、これはなんとかしてほしい。ちゃんと仕事してください。

 

 

 5.分岐しない、フラグのための選択肢

f:id:Lemuridae:20171114234209j:plain(C)2014 Key/VisualArt's/PROTOTYPE

牧本のナイフが真里亞に迫る。僕は…

 ・身を呈して真里亞を庇った

 ・逃げても誰も文句は言えないだろう ⇦選択

いや、真里亞を見捨てるわけにはいかない!俺は牧本のナイフを…

みたいな選択肢。意味ないというか、逃げた結果として物語内でひどい目に会うなら納得できるけど、こういった選択肢でペナルティを与えられるのは納得できない。バッドエンドのためだけの選択肢というか、プレイヤーに罪悪感だけを与えて直近の物語が変化しない選択肢はストレスが溜まるのでもう見たくない。昔のノベルゲームによくあった、もうやめてほしい要素である。

 

 

6.オープニングでネタバレ

これはノベルゲームのみにとどまらないが、やはりノベルゲームでもよくあるので挙げさせてもらう。特にノベルゲームにおいては、既に発売されているゲームの他機種への移植版などにこのネタバレオープニングは多い。どうみても見せてはいけないCGが使われていたりするのはどういうことなのだろう。新規ユーザー開拓のために移植しているのに、その楽しみを冒頭から奪ってしまっては元も子もないと思うのだが…

 

 

7.主人公がDQN

歳上にもタメ語。女の子に対する粗暴な扱い。親に感謝しない。これらの要素がある主人公はゼロ年代の作品でよく見かけるのだが、不快な上に感情移入できないだけで何の魅力もない! 何の魅力もないのに多いんだよなぁ…。筆者は自分さえ良ければオーケー!なやつらの話は問答無用で嫌いだ。何も主人公が聖人である必要はなく、ピカレスク小説も好きなのだが、少なくとも食べ物を粗末する系の主人公は好きになれません。多いよ、ノベルゲーにこういうタイプ! …ん?それはノベルゲーだけの話じゃないって? そうかもしれません。すいませんでした。

 

 

8.追加イベントCGが従来の絵と全く違う

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(C)HOBIBOX / el dia

過去の名作の移植版に多いが、違和感を感じて物語に集中できなくなるので好きではない。いっそ新たなルートを一本追加して、そのルートのみを一新してくれるのならそっちのほうが良い。もっとも、従来のファンは新たな絵を見れるだけで嬉しいのかもしれないが…

 

 

9.志村、後ろ!

プレイヤーはすでに知っている展開を、分身である主人公は知らない。このことに対するイライラやストレスは全ての創作物に共通だろうけど、ノベルゲームは分量が多いのでよりストレスが溜まる。おそらくそういった問題に対応するためにループものが増えたのだろうが、なんといっても難しい問題である。もうやめてほしい要素だけど、やめられない要素でもあるかもしれない。

 

 

10.立ち絵が微妙

販促のイラストとかパッケージの絵は良いのに、最もよく使用される立ち絵の出来が微妙…なぜだかこれがよくある。不思議なんだけど、どうして最も力を入れたグラフィックを使用しないのだろう? それともあれが全力なのだろうか? 筆者にとって最大の疑問点かもしれない。

 

 

11.CG鑑賞モードで好きな音楽を流せない

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これはむしろ「私はCG鑑賞モードで好きな音楽を流せるものが好きだ!」と言った方が早いかもしれないのだが、一応説明させてもらうと、大概のノベルゲームはクリア後に劇中のCGと音楽を鑑賞できるようになっている。で、先に音楽鑑賞モードで好きな音楽を選んでそのままCG鑑賞モードに切り替えた時、選んだ音楽を聴きながらCGを見れるものがあって、筆者はこれが凄く好きなのである。だからこれではなく、CG鑑賞モードに入ったときに固定BGMになる仕様だった日には、ストレスというか、がっかり感を味わってしまう…。筆者だけかな?

 

 

12.ゲストシナリオライターが個性出しすぎ

たとえば8ルートあるゲームで、そのうちの一本のみを著名なシナリオライターに任せたとする。短編などならまだいいのだが、筆者が見た限りでは、彼らはだいたい、自分の個性を出しまくったシナリオを書いてしまって、他の7ルートの雰囲気やバランスを潰してしまう。まあ、起用する側に問題があるのだが、筆者はこのパターンは大嫌いである。誰も得しないんじゃないだろうか。

  

 

 

というわけで、個人的には全てあるあるなわけですが、どうでしょう? 共感してもらえると嬉しい、ノベルゲームのもうやめてほしい要素でした。以上、読んでくれてありがとうございます。