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オタクノ作る時間

バイトと学校を除くとほぼ引きこもってる学生のブログ。主に映画の感想とノベルゲーの紹介。週一更新から不定期に移行。

『蠅の王(1963)』子供が怖すぎる映画を紹介。

映画 感想・紹介

1963年の洋画『蠅の王』を観た。古い白黒映画なのでかったるくて観てられないのではと危惧していたけれど、上映時間が87分ということもあり、50年以上たった今でも意外にも最後まで集中して観ることができた。予想以上にゾッとする内容で鑑賞後の気分は最悪。確実に印象に残る恐ろしいイメージが全編にわたって点在しており、二度と忘れられない衝撃的な映画だといえよう。

今回はネタバレを多少含みながら紹介しようと思う。というかネタバレ含まないと紹介できないので。だから新鮮な気持ちで視聴したい人は以下を読まないでください

お話はシンプルだ。疎開するために少年たちが乗っていた飛行機が無人島に不時着してしまい、子供たちのサバイバルが始まる。ただそれだけである。しかしこの映画は『十五少年漂流記』とは違って人間の残酷な内面を描いているのが特徴だろう。理性的に動こうとする者と野性的に生きようとする者に分かれていき、どんどん野性的になっていく姿は恐ろしい。逃げ場のない閉鎖空間で子供たちが歪んでいく様子に『バトル・ロワイアル』や『リリィ・シュシュのすべて』を思いだした。おそらくこれらの作品に影響を与えているのではないだろうか。

白黒映画であるからこその映像構成と圧倒的な怖さもある。存在しない“怪物”を恐れて、殺した豚の頭を捧げる子供たちの姿。画面いっぱいに映る白い豚の頭とそれに群がる真っ黒な蠅。めちゃくちゃインパクトがあるシーンだ。丸焼きにした豚の肉をゾンビのように両手でかぶりつく姿も凄い。そして終盤、子供たちが遂に一線を越えて人殺しをする夜中のシーン。真っ黒な画面の中、奇声を上げながら松明と槍を持って本能を丸出しに集団で弱者を殺す様子はまさに人間の闇を描いている。全身に野蛮人のようなボディペイントをし、森の中で長い木の槍を手に持ちたたずむ子供。衝撃的だが目が離せないシーンがテンコ盛りだ。

子役たちがみんな凄い演技というか、あれが素の子どもなのだろうか?とにかく純粋であることがこんなにも怖いことだとは思わなかった。

ガキども、お前ら怖すぎ…。

筆者は残念ながらというか、この映画で言うところの“やるよりやられる側”のクソ雑魚なので今日の平和に感謝しました。メタルギアでこの映画を知った人は覚悟ができたらこの映画を観てみよう。そして最悪な気分を味わうのだ!

以上、読んでくれてありがとう。この映画は名作だと思うよ。

 

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