オタクノ作る時間

外に出ることを好まない学生による、映画やノベルゲームの批評を主とした非営利ブログです。

私的な文句・愚痴vol.1 スタンリー・キューブリック作品のブルーレイ

この記事は筆者の個人的な文句というか愚痴を書かせてもらいます。そんなの聞きたくないって人は戻ってください(笑)。

ブルーレイはDVDに比べて圧倒的に大容量で画質・音質ともに圧倒的に優れている。クリアな画面・音に慣れてしまうとDVDにはもう戻れないといったところだね。しかし未だにDVDでしか観れないものもあるよねってのが今回の話。

筆者はスタンリー・キューブリック監督の映画が好きだ。だから彼の映画のDVDやブルーレイをけっこう買っている。で、再生すると驚いたことにDVDとブルーレイではちょっと違うんだな~。

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もともとキューブリックの映画は画面比4:3のサイズで撮影されていた(例外はある)。4:3のサイズって何だよって人は、ブラウン管テレビの頃の四角いやつを思いだしてくれ。つまり画面は四角なわけだ。これはキューブリックが意図した画面構成だから、彼の映画はこのサイズで作られている。だからもちろん、DVD版はちゃんと4:3の画面比で収録されている。当たり前だね。で、ブルーレイ。こいつが厄介者だ。こいつは映画を16:9の画面比で収録している。16:9ってのは横長の今主流のテレビの画面だね。つまり四角じゃない。で、ここで問題が出てくる。四角の画面を無理やり横長の画面比にしちゃったらどうなるか。横に伸ばすなんてまねはできるわけがないので、簡単にいうと画面上部と下部が見えない。画面の真ん中のところだけを映しているわけ。

空と地面が見えないんですけど…って問題が出てくる。これが嫌。ふざけるなと言いたい。これのせいでキューブリックが意図した画じゃなくなってしまってる。彼が徹底して絵画のような映像美を全編にわたって作り上げた『バリー リンドン』なんかが顕著な例なんだけど、上下カットされちゃうと画面に違和感があるというか四角で完成されてた画がいびつになってしまってる。モナリザを横長に切ったりするか?しないだろ!昔撮った集合写真の上下をカットされて自分の首から上が見えなくなったらどうするんだよ!嫌だろ!ps、ps2とか昔のゲームを上下カットしてみろ、ノベルゲーだとテキスト読めないわ!

というかキューブリックの遺作『アイズ ワイド シャット』のDVDを再生すると最初にこういう注意書きが出てくる。“このDVDの画面比はキューブリック監督の意向で4:3になっています”ってな。つまりキューブリックはDVDでも4:3での収録を望んだわけだ。なのになのにブルーレイときたら、キューブリックの意向を無視して16:9ときやがった。しかも画質もそんなに良くない(DVDよりは良いけどね)

だから未だにキューブリック映画を観るときはDVDで観ている。ブルーレイ版買ったのにな。『シャイニング』に至っては143分版は画面比に関係なくDVDでしか収録されてないし。発売元のワーナーさんは反省すべし。まあ大画面にしたい気持ちもわかるんだけどさ、そうしたけりゃテレビ側で拡大すればいいんだしやっぱ4:3でしょ…。

あ、一応書いておくけど『2001年宇宙の旅』、『時計じかけのオレンジ』の40周年記念盤、『博士の異常な愛情』などのブルーレイは画質も画面比も最高です(笑)。DVDには戻れません(笑)。

というわけで画面比4:3、高画質のブルーレイ再販を望む。『シャイニング』はコンチネンタルバージョンじゃなくて143分版をお願いします。たくさん買ったんだからお願いしますよ。上の写真見てよ、たくさんお金使ったんだからさ…。