オタクノ作る時間

主にノベルゲームについて取り上げてきた元学生のブログ

厳選 おすすめの名作ノベルゲーム 7選!

 

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 当ブログを愛好してくださっている人はご存知かと思うが、筆者はテキストアドベンチャーゲーム(以下ノベルゲーム)が好きだ。今まで随分とたくさんの作品をプレイしてきたので、この記事では筆者がその中から選んだオススメの作品を7つ紹介させてもらう。それでは、くどい前置きも必要ないと思うので早速始めていくぞ!

 

まずは誰がプレイしても楽しめる4作品を紹介

 

 

1.『428 封鎖された渋谷で

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 初めに紹介させてもらうのはサウンドノベルの生みの親 チュンソフトさんから発売された実写サウンドノベルの名作『428 封鎖された渋谷で』。この作品はノベルゲームをプレイしたことがない人やアニメ絵に抵抗がある人への入門向けに最適な一本だと思う(逆に実写に抵抗がある人には辛いかも)。その長所は、とにかくテンポが良くてダレるところが一瞬もないこと。様々なキャラクターの行動を選択して読み進めていく群像劇なのだが、絶妙に先が気になる場面で他のキャラクターに切り替わるので止めどころがなくずっとプレイできる。またキャラクター同士のシナリオが密接に結びついているために些細な選択肢で他のキャラクターがバッドエンドになってしまったりするのが面白い。それがそこに繋がるのか!とニヤニヤできるわけだ(パルプ・フィクションとかが好きなら間違いなくハマるはず)。終盤に進むにつれキャラクターの行動が収束していく様はテンションが上がるし、複数のシナリオが巧妙に絡まっていて感心する。笑えるシーンもシリアスなシーンも、泣けるシーンすらあるエンターテインメント大作です。

 

 

2.『STEINS;GATE

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アニメ化されたことで知名度が高い作品。その人気も納得の名作であり、それまでの時間を題材にした作品(時間遡行もの)のほぼ全ての要素がきれいに詰まっているタイムリープものとしてはオーソドックスなストーリーではあるものの、たたみかけるような伏線回収やストーリーの完成度の高さはプレイしていて本当に気持ちがいい。また、ネットスラング秋葉原の街並みが往年のタイムトラベル(タイムリープ)ものと融合した気だるい世界観は本作独自のものであり、夏のじりじりとした暑さを感じる演出が素晴らしい。まだネタバレしていない人や上質なストーリーに触れたい方はぜひプレイしてほしい。

lemuridae.hatenablog.jp

 

 

3.『かまいたちの夜

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 ノベルゲームというジャンルを生み出した原点でありながらいまだにトップに君臨し続ける名作ホラーサウンドノベル。名ばかりのサウンドノベルが横行しているなか、この作品は20年も前にサウンド・音を非常に効果的な演出として用いているところに感心する。優れた推理ものでありながらホラーでもあり、ただ視覚的に驚かせるだけのなんちゃってホラーではなくじわじわと追い詰められる怖さが見事だ。一回のプレイ時間が約1時間という適度な長さがプレイしやすく、プレイヤーが事件を推理・解決しなければ殺人は止まらないという緊張感はゲームならではのものである。観ているだけじゃ解決されない、ゲームと言う媒体を用いたサスペンス空間を体感してほしい。友達と一緒にプレイするのも盛り上がるのでオススメです!

 

 

4.『久遠の絆

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 輪廻転生を繰り返す千年の悲恋を描いた作品。和風の音楽と綺麗な絵など、とにかく丁寧に作られた良作。上記3作に比べると少し劣る気はするが、もっと人気になってほしいので挙げさせてもらった(笑)。だからこの中では優先順位は低めかな。過去記事を読んで気になった人はプレイしてほしい。

lemuridae.hatenablog.jp

 

 

万人向けの4作品の次は少し人を選ぶ3作品を紹介するぞ。

 

 

 5.Ever17 the out of infinity』

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 同じ時間を繰り返す“ループ世界”を題材にしたinfinityシリーズの最高傑作であり、筆者が一番好きなノベルゲームである。謎が謎を呼ぶストーリー・張り巡らされた伏線が回収されるクライマックスは衝撃の連続。ゲームという媒体を利用したトリックに筆者は“世界が崩壊した!”ってくらいの衝撃を与えられ、今に至るまでノベルゲームの沼に引きずり込まれることとなった。個人的に愛が深く、多くを語ると支離滅裂になってしまうことが予想されるのでこのくらいにしておくが、とにかく気になった人はググってネタバレしないように注意してください。中盤がダレるので人を選ぶリストに挙げたけれど、クライマックスに到達できれば怒涛の展開に圧倒されること間違いなし! 騙されたと思ってプレイしてほしい神ゲーだ。タツタサンドが食べたくなるぞ。

lemuridae.hatenablog.jp

 

 

6. CHAOS;CHILD

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 『シュタインズ・ゲート』と同じ科学アドベンチャーシリーズの第4段。この作品は18歳以上対象のゲームであるために過激なシーンが非常に多い。そのためそういった要素が苦手な人はプレイすべきではない。つまり万人向けの作品ではないが、個人的にはシュタゲと同格、もしくはそれ以上の名作だと思う。詳細は過去記事を見てもらうとして、ここには簡潔に演出もボリュームも圧倒的な大作だと書いておく。ここ最近のノベルゲームの中では最高の面白さを見せてくれて、個人的にはオールタイムベスト top3に入る作品である。アニメ化が決定している今こそプレイしてみてはいかがかな? 筆者はps4版に続きvita版まで買ってしまい、珍しくトロフィーコンプリートまでしてしまった! 自分のことながらここまで入れ込んでしまうとは…。

lemuridae.hatenablog.jp

 

 

7.『ポリスノーツ

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 今や日本を代表するクリエイターとなった小島秀夫監督がメタルギアソリッドよりも前に製作したアドベンチャーゲーム。このころから小島節は健在であり、メタルギアが好きな人はぜひともこちらもプレイしてもらいたい(なんならスナッチャーも)。キャラクターに息を吹き込む声優たちがベテランばかりで素晴らしい演技をみせてくれて、もちろん小島監督の映画的でハードボイルドな演出は魅力的。島作品恒例の遊び心が随所に見られて笑わせてくれるのも嬉しい(爆弾解体シーンが最高)。そして舞台となるスペースコロニーの緻密に作られた世界観はリアルで実在感があり、宇宙移民の難しさをじっくり教えてもらえる。人を選ぶ作品として挙げた理由は、やはり古い作品なのでコマンド総当たりというシステムが今となっては辛いからだ。だが総当たりといえどもクリックするたびにユーモアに満ちたリアクションが帰ってくるのでそこまで苦痛ではないハズ。ダウンロード版が安くてオススメです。ただしその際は電子説明書が必須だぞ(笑)!

 

 

まとめ。

 といわけでおすすめの7本を紹介させていただきました。個人的に好きなものはもっとあるんだけど今回はあくまで人に薦められるものを選んだ。取捨選択が難しい…泣く泣く切ったのがちらほら。『銃声とダイヤモンド』とか『逆転裁判』は紹介すべきだったかな〜。逆に『久遠の絆』は無理やり入れた(笑)。

初めてノベルゲームに触れるという方は428か かまいたち、シュタゲがオススメかな。スマホでもプレイできるし敷居が低いと思う。そのあとに後半にオススメした3作をプレイしてみてほしい。

 

 

以上、今後の参考までにどうぞ! あでぃおすぐらっしあ~。