オタクノ作る時間

外に出ることを好まない学生による、映画やノベルゲームの批評を主とした非営利ブログです。

『カオスチャイルド らぶchu☆chu!!』ネタバレ抜きで感想を。

科学アドベンチャーシリーズ最新作『CHAOS;CHILD らぶchu☆chu!!(かおすちゃいるどらぶちゅっちゅ)』をクリアしたので感想を書く。

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このゲームは『カオスチャイルド』のファンディスクであるため、このページに来てくれている人の大半は『カオスチャイルド』のファンで、なんなら既にこのゲームをクリアしている人も多いと思う。しかしまだクリアしてない人のことを考えて、ここではネタバレ無しの感想しか取り扱わないこととする。それからこのカオスチャイルド らぶchu☆chu!!』は完全にゲームクリアむけのゲームなので、アニメしか見ていない人は買っても話が分からないと思う。アニメ版を観て興味を持った人はこのページを読んでも意味はないので、とりあえずゲーム本編をクリアしてほしい。

 

それでは…

カオスチャイルド』は筆者が大好きなゲームなので、アニメ化とファンディスク(本作)の発売がアナウンスされた時は本当にうれしかった。でもアニメ版は、放送前から1クールしかないとわかってガッカリしたり、実際に放送が始まってからもあまり出来が良くないと感じて、喜べなかった(もちろん良いところもあったのだが)。アニメ化に失敗したな~と残念に思っていた時に最後の希望として残っていたのがこの『CHAOS;CHILD らぶchu☆chu!!』で、こちらは結果的に満足のいく出来であった。ほっと胸をなでおろす思いである。

このゲーム、正真正銘のファンディスクなのだが、少しだけ続編の要素もある。だから単なる非正史ストーリーとしてではなく本編の延長線上にあるものとして楽むことができる。しかしそれもまあ、言ってしまうと蛇足ではある。『カオスチャイルド』自体が完全に本編一本で過不足なく完結していたため、続編の要素があってもこのゲームが話として必要であるとは思えない。しかしもちろん、ファンにとってはそれが必要であり、“嬉しい蛇足”なのである。もう一度あのキャラクター達に出会えただけで楽しかったし、この手のファンディスクとしてはじゅうぶん納得のいく一本だった。というか、ファンディスクとはそういうものだろう。

オープニングから良い意味で酷い(妄想爆裂)演出で笑わせてくれるし、お馴染みの阿保剛の音楽も重々しかった本編の音楽をポップにアレンジしてあり、それだけで笑える。もちろんストーリーもギャグ全開で笑わせてくるし、行き過ぎた下ネタを大真面目に声優さんたちが演じている様は、ちょっと凄いものがある。特に主人公を演じた松岡禎丞さんはその熱演でプレイヤーを全力で笑かしにかかってくるので、大したものだと思った。めちゃくちゃ笑いました。頑張り過ぎです。カオスチャイルドのキャラと“らぶっちゅっちゅ”できるシナリオは非常に楽しく、陰惨な本編とのギャップで救われる思いになる。この下ネタがこのゲームの魅力の9割である。

しかしあえて不満を言うと、好きなキャラクター達が和気あいあいとしてて笑えるものの、ちょいちょい度を過ぎてると思えるほどの変態的妄想が出てきて筆者は少し引いた。なんというか、プレイヤーそれぞれの性癖があると思うので、笑えるポイントが違うのは仕方ないと思うのだが、筆者は主人公のロリコン的妄想は気持ち悪く感じた(笑)。年上好きなので赤ちゃんプレイとかは爆笑したんですがね!

あとこれも不満要素なんだけど、明らかにイベントシーンの絵師が本編の人と違うので違和感がある。そしてキャラクターに関しても、このキャラがこんなことするかな?と感じるシーンが少なくなく、絵の違いとセットでプレイヤーに“二次創作感”を感じさせてきたりもする。うーん、ちょいちょいパチ物感がするのがなんともなあ…。『カオスヘッド』のファンディスクのほうは違和感がまったくなかったのだが。

 

~まとめ~

総じて、大変楽しいファンディスクだった。『カオスヘッド』のファンディスクの不満点を解消してあって(新たな不満点もあったが)、満足のいく一本であった。ここにかいてあることには不満点が目立つかもしれないが、全然楽しいゲームなので、『カオスチャイルド』のファンは迷わずプレイしてほしい。

 

では、読んでくれてありがとう。