オタクノ作る時間

外に出ることを好まない学生による、映画やノベルゲームの批評を主とした非営利ブログです。

新サクラ大戦(仮題)に向けて、サクラ大戦の魅力を語る!

2018年4月14日、15日の2日間にわたって、東京で開催されたセガファンのための祭典「セガフェス」。数々のプロジェクトが発表されていく中、筆者を驚かせる衝撃の発表があった。

サクラ大戦始動

そう、あの「サクラ大戦」が、10年以上の時を経て帰ってくる。太正桜に浪漫の嵐が、ふたたびやってくる。それを知って筆者は歓喜した。椅子から立ち上がった。爆音でゲキテイを聴いた。

なぜならサクラ大戦が大好きだからだ!

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というわけで(どういうわけで?)、今回このページでは、実年齢がサクラ大戦シリーズとほぼ同い年の筆者が、サクラ大戦がいかに素晴らしいかということを伝えるべく、頑張って文章を書こうと思う。なぜそうしようと思ったのかというと、新作の発表で思い出したように、なんとなくプレイしていなかった「サクラ大戦5」を購入――PS2を引っ張り出してプレイしてみると、これがまあ面白いじゃないですか! となったこともあって、久しぶりにサクラ大戦について何か書きたくなったのだ(笑)。だからそのうちサクラ大戦5のレビューもこのブログにて掲載すると思う。

また、考えてみれば現在10代〜20代の我々にとって、サクラ大戦に出会うきっかけはあまりないだろうということもあり、セガさんがサクラ大戦を復活させる今、筆者もそれを支える一助になれれば嬉しいと思い、もっともっといろんな人にサクラ大戦を遊んで欲しいと思ったのも、この記事を書くきっかけの一つである。

f:id:Lemuridae:20180626193252j:image久しぶりのサクラ大戦……これが非常に面白い!

 

それではさっそく、「サクラ大戦」というものがどういったものなのかというところから話を始めよう。

サクラ大戦セガから1996年に発売されたセガサターン用のゲームソフト。現実の日本の大正時代を思わせながらも、蒸気機関が現実以上に発達したスチームパンクな架空の世界「太正」時代を舞台に、主人公が歌劇団に扮した特殊部隊を率いて魔と戦うゲームである。歌劇団に扮した、と書いたように、楽曲や舞台が非常に大きいウェイトを占める作品であり、実力派の声優さんによる力強い歌曲や芝居が魅力となっている。

はーしーれー!こーそくのー!てーいこーくかげきだんー!

って有名すぎるあの曲は、幅広い世代の人々の耳に残っていると思うのだが、どうだろう? 筆者にとってはカラオケに行くと熱唱不可避の名曲である。あの曲を聴いてもらえば、このシリーズのノリやイメージが一気に伝わると思うのだが、曲は文字にできないので、文章で伝える努力を続けよう。

このゲームは、アドベンチャーゲームのパートと戦略シミュレーションのパートの2つがあり、その両者を交互に繰り返しながら物語を進めていくものである(ペルソナをやったことがある人がいれば、あんな感じだとおもってほしい。あれはかなりサクラ大戦に近い)。アドベンチャーパートでヒロインとコミュニケーションをとって結束を強めることで、戦略シミュレーションパートで優位にゲームを進めることができるといった内容になっている。

2つのパートのうちの大部分を占めるのはアドベンチャー部分であり、これはほとんど恋愛ゲーム的な内容なのであるが、ギャルゲーが嫌いな君、安心してほしい。その魅力はそこのみに終始しない。恋愛要素は要素の一つに過ぎず、みんながどうしても燃えてしまう、戦隊ヒーローものやロボットものの熱い要素、ど直球に正義を示すメッセージ、大正浪漫や時代劇を思わせる華やかな空気、帝都物語に影響を受けたであろうオカルトな雰囲気もあり、さまざまな「王道」を詰め込んだエンターテイメントの極みといった内容になっている。また、要所要所でいわゆる「ミニゲーム」が挟まれており、これの出来がなかなか良くて、繰り返してプレイしたくなる魅力を放っている。テキストを読むだけでも飽きることはないのだが、適度なタイミングでゲーム性を加味することによって、だれることなくプレイすることができるようになっているのだ。このアドベンチャーパート、最高の世界がそこにあることを約束する。

そして次に、2つのパートのうちの残りのほう、戦略シミュレーション部分について語ろう。うむ、正直これは今の目線で見ると辛い。なんといっても1996年のゲーム性なので、今やるとかったるいというか、あまり爽快感はない。決められたマスを進めて敵に攻撃をかけるという昔の戦略シミュレーションに定番のあれだ。あまり長いステージとかだと、繰り返しプレイするのが正直面倒くさい(笑)。しかし劇的につまらないというわけではないので、これからプレイする人にはこの部分に関しては我慢してほしい。それに、戦闘中のキャラクターの掛け合いには光るものがあって、特にその真骨頂である「合体技」は、シリーズを重ねるごとにシュールを通り越したカオスなものになっていき、抱腹絶倒できるので見逃せない。

コペルニクスガリレオも、2人の前では天動説!

こういった意味不明のノリを全力で押し出してくるので、笑いながらサクラ大戦の虜になることは間違いないと思う。筆者は合体技が大好きだ。少しでも惹かれるものを感じたのなら、たぶんあなたはサクラ大戦に向いていると思う。ぜひプレイしてみてほしい。

f:id:Lemuridae:20180626193503j:image(C)SEGA 2011

 

……と、まずは一作目のゲーム性について語ってみたが、まだまだ読者の皆さんに魅力が伝わったかどうか、自信がない。筆者がこう書いても、こう思う人が多いと思う。

そんなんいっても、サクラ大戦って古くさいし、キャラクター可愛くないじゃん

ぐさっと刺さる言葉である。それ以上言わないで欲しくなる。…しかし認める。確かに今の目線で見ると、キャラクターデザインなどは古びており、「このキャラクター、可愛いか?」と思うようなキャラもけっこういる。というか、筆者も高校生だった初プレイ時、「2人くらいしか可愛いキャラがいねーじゃん」と思っていた。

しかし、しかしだ!クリアした頃には

みんな大好き! みんなキャラが立っていていいやつばっかり!

そう思っていた。田中真弓の声でも可愛いなーって思えるって、すごいことだと思いません?(ごめんなさい、田中真弓さん)

だからそんな心配は、実際にプレイしたら吹き飛んでいると思う…よ? 確約はできないけど。

 

さて、少し脱線したので話を戻そう。実際、今語った「サクラ大戦」が、当時どれほど評価されたのかを知ってほしい。エンターテイメントの極みである「サクラ大戦」は、アドベンチャーゲームとしては今ではほぼ不可能なレベルである、50万本近い売り上げを達成。まさしく時代を表す一本となったのである。

その人気はとどまることなく、その後、4本のナンバリングシリーズのリリース、テレビアニメ化、OVA化、劇場映画化、声優による歌謡ショウ・舞台化(これがまた本格的すぎて笑うくらいの)、2回の武道館ライブ、ドラマCD、漫画、パチンコ、他作へのコラボ参戦……と、例を挙げればきりがないほど巨大なコンテンツとなっていく

これには音楽の田中公平さんの貢献も多く、主題歌の「檄!帝国華撃団」のCDアルバムはCD全盛期当時のオリコン15位を記録しているし、シリーズの1度目の完結編とも言える「サクラ大戦4」のCDアルバムは、NHKのゴールドディスク大賞を受賞している。もちろん武道館ライブも避けて語ることはできず、コンテンツとして昨今でいうアイマスラブライブと同等か、それ以上の勢いを持っていたと思うのだが、後追いの筆者はリアルで体験したわけではないのであまり多くは語れない。

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まあとにかく、サクラ大戦は巨大なコンテンツなのだということは事実なので、このムーブメントに参加すると楽しみがどんどん増えると思う。後追いの筆者も武道館ライブとか、その舞台裏のドキュメントとか、非常に楽しく見させてもらいました。

 

続編の「サクラ大戦2」も前作を超える売り上げを達成。たぶんこの頃がサクラ大戦シリーズの全盛期かな? 57万本も売れている。驚愕である。

舞台を巴里に移し、ヒロインを一新するという冒険に出た「サクラ大戦3」も新たな魅力を持っており、最高傑作という人も多い。筆者も新しいキャラクターに馴染めるか不安だったが、あっという間に新キャラを好きになった。もう最高である。

1作目から続投してきた主人公、大神一郎の最後の主役となる「サクラ大戦4」はボリュームこそ少ないものの、それまでのシリーズのヒロインがいっせいに集うという、アベンジャーズのような「夢のよう」感があり、またシリーズが一度ここで締められるというストーリー上、それまでのシリーズをプレイしてきたプレイヤーは涙を避けられない一本。クリアした後、高校の卒業式の後よりも喪失感を味わったのは本当の話だ(笑)。

そして現行最後のナンバリングタイトルである「サクラ大戦5」は筆者が今プレイしているのであるが、主人公もヒロインも舞台も一新した作品。正直、上記の1〜4に比べると評判は良くないのだが、遊んでみるとこれがちゃんとサクラ大戦している。うん、不満も分からなくないんだけど、全然楽しいゲームです。筆者は他の作品と同様にハマっている。

そしてそして遂に、前作から10年以上の時を経て、この2018年に新作の発表がされたわけだ。正直、生誕20周年だった2016年に何のアナウンスもなかったので、「これほんとに、サクラ大戦は終わったんだなぁ」と思っていたので、シリーズの復活は本当に本当に嬉しいばかりである。てかHD機のサクラ大戦とか楽しみすぎね? やべーよな、ほんとに。

 

 

さて、肝心なことを書き忘れていた。というか、早く教えろやとここまで読んでくれている読者のあなたも思っているだろう。

お前がサクラ大戦が好きなのはわかった。で、結局どれからやればいいんだよ?と。

結論から言うと、とりあえず始めてみたい人にはPSP版がオススメ。1作目と2作目がまとめてプレイできるので、安い。しかもPSストアで購入できるため、ちゃんとセガさんにお金を払うことができる。 ヴィータでやるのがベストだろう。

SEGA THE BEST サクラ大戦1&2 - PSP

SEGA THE BEST サクラ大戦1&2 - PSP

 

 全シリーズやりたいという人はドリームキャストを買うしかないドリームキャストを買って、全シリーズを中古で揃えよう。…しかし湯川専務には申し訳ないが、ドリームキャストはあまり流行ったハードというわけではないので、手に入れるのは大変かもしれない。こればっかりは仕方ない。サクラ大戦5はPS2だけど…PS2はみんな持ってるでしょ?

ま、やっぱりPSP版からプレイするのがオススメです。たぶんそれをクリアした頃には、筆者のようにどっぷりサクラ大戦の世界にはまり込んでいると思うので、とりあえずハマるところから始めましょう。そうすれば自分で調べるなりなんなり、気がつけば全部やってると思う。

 Windows版は最近のOSでは動作が安定しないのでオススメしない。

 

と、いうわけで、ここまで読んでくださったあなた。とりあえず動画サイトで「サクラ大戦」と検索するところから始めよう。百聞は一見にしかず、音楽と映像でその素晴らしさがわかるはずだ。

以上、サクラ大戦について書かせてもらいました。読んでくれてありがとう。