オタクノ作る時間

外に出ることを好まない学生による、映画やノベルゲームの批評を主とした非営利ブログです。

『ドールズ』人形が動き出すホラー映画を紹介。

1986年のイギリスのホラー映画『ドールズ』を観て、非常に面白かったので紹介しようと思う。先に書いておくが、北野武監督の同名映画の紹介ではないので間違えた人は読まなくていいですが、読んでくれたら嬉しい(笑)。

 

この映画はマイナーなんだけど、視聴してビックリした。すべての要素が高水準の良作だったからである。明らかにもっと評価されるべきだろう。話としては冒頭からホラー映画のテンプレの嵐である。とある家族が旅行中に嵐に遭って車がぬかるみにハマってしまう。動けなくなった彼らは嵐が去るまでの間、近くにあった洋館に泊めてもらうことに。しかしその洋館には怪しげな老夫婦が住んでいて、彼らは人形作りで生計を立てているという話。まさにホラー映画のテンプレだ。だがそれがいい。この老夫婦が非常に良い味を出しており、不気味さと上品さとが同居していてもう目が離せない。主人公の女の子も可愛らしく見ていて応援したくなるぞ。夜中に動き出す人形の不気味さと、夢だったのではないかと思わされるファンタジー的な雰囲気も良い。

 

ホラー映画に大事なポイントが抑えられていながらも上映時間は長くなくサクッと見れる。そして鑑賞後に胸糞悪くなるような話ではなく(少しえぐいシーンはあるけど)、むしろ人形側を応援したくなる勢いなので後味さわやか(笑)。ホラー映画には80パーセント存在するエロシーンもないので家族や友人、恋人との鑑賞にベストなホラー映画だろう。ただしとにかく怖い映画を観たいという人や斬新な映画を求めている人には向いていないと言える。テンプレに忠実であるがゆえに王道の良さはあるが驚きはないからだ。つまり良作ではあるが意外性や革新性はない

 

 というわけで、『トイ・ストーリー』などでも描かれる“人形が動く”という誰もが子どもの頃に想像したことがあるからこそのノスタルジーと不思議な雰囲気、洋館や老夫婦、人形の普遍的な怖さなどのホラー要素とファンタジーが親和していている良作でした。某動画投稿サイトで観れるから気になる人はチェックしてね。でも映画業界のためにレンタルすることや購入することは大事だよ!

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