オタクノ作る時間

主にノベルゲームについて取り上げてきた元学生のブログ

『カオスチャイルド』クリア後にネタバレ抜きで感想を。

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今まさにTRUEエンディングを迎えて感銘を受け、一人スタンディングオベーションをしたところなのでさっそく感想でも書くことで気持ちを整理しようと思う。評価が高いという理由で購入した科学ADVシリーズ第4段『カオスチャイルド』は筆者の期待値を遥かに越える面白さ、完成度を誇る傑作だった。『ロボティクス・ノーツ』を除いてシリーズの作品は一通りプレイしている筆者だが、『カオスチャイルド』は『シュタインズ・ゲート』と並ぶシリーズ最高傑作であると思う。

二転三転するシナリオ、予想を裏切る衝撃の展開と考えさせられる深いテーマ性、そして余韻の残る切ないエンディング…本作はシリーズ第1作『カオスヘッド』の6年後の渋谷を舞台にした、いわゆる“続編もの”ではあるものの、単体としても成立しているためカオスヘッド』をプレイしていなくても問題なく楽しむことができる。しかし前作をプレイしているほうが楽しめるということもまた事実であるため、本作をプレイする前に予習をするのも悪くないだろう。

筆者はこの作品が社会派として非常にシリアスにネット社会問題を取り上げていることに驚いた。作品内でネット掲示板で不謹慎な書き込みをする人たちを“相手の気持ちを知らず、知ろうとせず表面的になぞって理解したふりをして無責任なことを言う部外者”と表現していたが、実に胸に突き刺さるフレーズだった。ストーリーを通して家族愛も描かれており、阿保剛の曲が泣かせて来る。文字にすると陳腐になってしまうが、人の気持ちを考えることの大事さを感じさせられる作品である。

クリアして上手いなあ…と思ったことはこの上なく主人公に感情移入できることだ。このシリーズの主人公は伝統的にヒロイン以上に個性的であったが、本作の主人公はシリーズで最も等身大のキャラクターであり、主人公とともに苦しみ、喜ぶこともできる。

 

本作は18歳以上のみ対象のゲームであるため冒頭から猟奇的かつ過激なシーンが多々見受けられるが、これはシナリオの中で必要不可欠になっているため不要な残酷シーンというわけではない。ものすごく気落ちさせられるシーンもあるし、メンタルをボロボロにされてしまったが、プレイして良かったと思わされるエンディングで大満足。逆にいうとTRUEエンディングにたどり着かなければプレイする意味はないと言えるだろう。

 

下書きのような雑な記事になってしまったがドラマCDを聞いたらもう一度感想を書くかも(笑)

とにかく体験版をDLしてくれ!アニメ化企画も進行中のためそっちも見てくれ!

 

2016/6/19 追記。vita版もクリアしました 笑

ちゃんと全ルート全バッドエンドを回収したぞ! しかし2周目でも余韻が後を引くゲームだ(笑)。

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CHAOS;CHILD

CHAOS;CHILD

 
CHAOS;CHILD

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科学ADV第1段↓

lemuridae.hatenablog.jp

科学ADV第2段↓

lemuridae.hatenablog.jp

科学ADV第3段↓

lemuridae.hatenablog.jp